体育倉庫で目撃


 僕の通っている高校は、いわゆる底辺校だ。学区内で一番学力が低い。つまり馬鹿が多い。「勉強ができても~」なんて言葉は良く聞くが、しかし実際問題、勉強のできない奴には問題が多い。これは事実。学校に行けば分かる。まともに授業を受けている生徒なんて少数派だし、授業中に麻雀やらポーカーやらを始める馬鹿も居る。普通の学校しか知らない人からしたら「漫画の世界じゃないんだから」と思うかもしれないが、現実にそういう輩は存在するのである。
 授業中はまだマシな方だ。暴力沙汰が発生することはあまりない。「ほとんどない」とは言えないのが悲しいところだけれど、しかし休み時間に比べればまだ平穏なのは確かだ。休み時間の校内は完全な魔境となる。暴力が支配する修羅の世界だ。力のない者は虐げられる。金を取られ、パシらされ、少しでも運が悪ければ殴られる。被害者は何も男子に限らない。女子の場合、殴られることはそうないが、その代わり、容姿が並以上だと、常にレイプの危険がある。女子生徒の半分は校内レイプで処女を失うという噂だ。さすがにそれは誇張されているような気もするが、しかし強姦事件は決して少なくない。僕自身、目撃したことがある。

 次の時間がサッカーだったので、体育委員である僕は、ボール出しとライン引きのために、体育倉庫に入った。そこでクラスメイトの堀江さんが不良男子に押し倒されていたのである。堀江さんは、あまり抵抗していないようだった。ただ静かに涙を流すだけで、不良たちに犯されていた。その様子から、レイプされるのはこれが初めてではないことが分かった。堀江さんはクラスで一番の美少女だった。だから、入学当初から不良に目を付けられ、四月のうちにコマされていたらしい。
 正常位で犯されていた堀江さんの足先は、男が腰を突き込むたびに、空中で揺れ動いていた。横からそれを見ていたら彼女と目が合ってしまい、僕は慌てて視線を逸らした。必要な物を手にして、逃げるように体育倉庫を出た後、自分が勃起していることに気付いた。その時 僕は、自己嫌悪に陥ることなんてなく、勃起を堀江さんに見られていなかったかどうか、そのことばかりを心配していた。
 授業を終えて家に帰った僕は、堀江さんの泣き顔を思い出しながらオナニーをした。最高に気持ち良くて、射精の勢いが凄かったのを良く覚えている。

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