農家の離れに泊まったのは? 旅の尼僧?

     
ある農家に旅の尼僧がやってきた。家には夫婦と娘がいたが、尼僧を温かく迎え、離れに泊まることとなった。冬のことだというので父親が娘に「薄い布団しか用意していないからお坊さんが寒い思いをするといけねえ。同じ布団の中に入ってお坊さんを温めてあげるべ」と命じた。
      
娘が「失礼します」と布団の中に入ると尼僧と思っていたが実は男で、あれよあれよというまに乗っかられてしまった。娘が驚いて母屋に戻ってきたので夫婦が「おめえ、お坊さんのところにいろといったじゃねえか」といっても娘は「ふふふん」と笑うばかりで答えない。
しょうがないので母ちゃんが「ほんにいうことをきかない娘で」と坊主の布団に入るとこれまたあれよあれよというまに乗っかられてしまった。母ちゃんが戻ってきたのを見て父ちゃんが「どうした?」と驚くが母ちゃんも「ふふふん」と笑うばかりで答えない。
     
しょうがないので父ちゃんが「どうも失礼な家族ばかりで」と謝りながら坊主の布団に入ると、この坊さん男色もやるお方で父ちゃんもあれよあれよというまに乗っかられてしまった。
父ちゃんが母屋に戻ってきたので娘と母ちゃんがにやにやしながら「父ちゃん、どうした?」と聞くと、「俺も、ふふふん」
     
     
男色話に僧侶は、頻繁に登場しますし、きっと、比叡山や高野山、禅宗各派の寺院などでは、普通のことだったのでしょう。
     
また、熊野比丘尼(びくに)といわれる尼僧の売春婦も江戸には大勢いたそうです。
本来は、熊野信仰流布のため春をひさいでいたらしいのですが‥‥
     
でも、農村にもいたのでしょうかね?
     
それと時宗という宗派がありますよね。
     
戦国時代のヒーロー、浄土真宗の蓮如が現れるまでは、日本最大の宗派だったのですが、僧、尼僧交えての乱れぶり、すごかったそうです。