各駅停車の女

 長い連休も終わりに近づき田舎の実家から東京のアパートに戻るとき、新幹線を使えばよかったのですが、つい各停に乗り込んでしまいました。
 東京までは数時間かかるのですが、ボックスシートの窓際に座り頬杖をついてうたたねをしていると、
 「かんな。起きろよ。久しぶりじゃねーか」
 目を開けると、幼馴染のごんた君でした。
 「あなただったの」
 露骨に表情を曇らせる私。
 それでもごんた君は向かいの席に陣取り、膝を突き合わせる状況に。こんなんで東京まで行くなんて。
 何としても途中の駅で降りて引き返すわ。
 「まあ待てよ。奇遇だから、ゆっくり話を聞かせてくれよ」
 列車は発車したばかり。
 『ああ、地獄』
 そんなことを考えるのにも訳はあります。
 実は昨日、大好きだった祖父に処女を奪われてしまいました。
 「新幹線で来たんだろ。ところでわしの新幹線もいまだに駅を飛ばしおる」
 孫娘にはあらましきおやじギャグだ。
 田んぼの苗床を作るビニールハウスの中で、2時間にわたり犯された結果、自慢のツインテがぐしゃぐしゃに。
 「かんなちゃんはいいからだつきしているなあ」
 「なんとかんなちゃんはヴァージ〇だったのか」
 何度か逝きました。
 
 「かんな。どうしたんだよ。長い道中話をしようぜ」
 「え。ああ」
 「水泳部の先輩にあげちゃったって。あの話でいまだに立ち直れないよ」
 『うん?何のこと。ああ、あれか。あれはお前がしつこいから嘘かましてやっただけ。気落ちしたのか。いい気味だ』
 でも、ほんとに気落ちしてそう。昔の明るくスケベだったごんた君の面影ないよ。
 『わかった。ごんた君のアパートにいって、一夜限りの妻になってあげるわ』
 
 ごんた君の部屋は古いアパートの一室で、缶ビールの空き缶やたばこの吸い殻、それと何よりエロ本の山でした。
 「かんなちゃん。おれ、初めてなんだ。自慢じゃないけど」
 情けない声をあげて抱きついてくるごんた君にぴったり密着して舌を絡ませデープキス。
 「カップ麺に童貞をささげた哀れな男、でしょ」
 ほんとのことを言ってあげました。
 パンツを下げると電車の中からだったのかカウパーの洪水。
 湯気が立たんばかりでした。
 即尺してカスを舌でとってあげると、不測の放出。
 「まだいけるわよね」
 いつから溜めたのか黄色味を帯びたゼリー状の液体をティッシュで拭いました。
 「こんなことまでさせて。今度からは自分でするのよ。今夜は遊んであげるからね」
 かんなちゃんに男にしてもらった。
 って、ごんた君は勘違いしている。
 カップ麺で男になったんだよ。