モデルをしていた母②


前回:  モデルをしていた母①

健康法の本にツボ指圧関係のものが昔は多数有った。うちの母も幾つかの本に写真が載った。かなり前に亡くなった有名人の指圧の先生の本で、母はピンク色のハイレグレオタードを着て指圧されていた。高齢の先生には全くイヤらしさは感じられない。母のハイレグレオタード姿がエロいだけだ。昔の健康法の本には出版社の男性スタッフが意図的に女性モデルを水着や全裸にさせた撮影がよく有った。ある本では母が素っ裸で立ちポーズをキメている写真が幾つか載っていたのだが、ツボの位置を示す為の写真ならば、全裸にする必要は無くて、水着やレオタード姿で事足りる筈だ。乳首が見えて、陰部に白いボカしを入れた写真は必要性を感じない。おおかた、出版社の男性スタッフが見学していたのだろう。月刊の健康雑誌では黄色いビキニの水着姿で母の写真が載っていた。これはイヤらしさを感じない。昔は必要性の無いモデルの写真を載せる健康法の本が多かった。今は殆どがイラストに代わった。露出度の高いヘンな時代だった。

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続き:  モデルをしていた母③

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