女教師 3


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 「除去牛って」
 先生の部屋に入るなりすぐに目に付いたパソコンの画面。
 何気にクリックしていくと、とんでもない画像が。
 コメントがついていた。
 「マー君。私のこんな姿想像できる?」
 
 きちんと片付いた部屋だ。というよりはどこか殺風景。
 「こっちへ来て」
 隣の部屋から先生の声がした。
 『着替え中のはずだが』
 先生の部屋に入るとそこは寝室でベッドには赤い毛布が。
 その上で下着はつけてはいるもののあられもない姿で、
下半身を開く先生の姿が目に飛び込んだ。
 それは今しがたパソコンで見た秘密の自撮り画像そのままだった。
 
 実は一年前先生のあられもない姿を目撃してしまった。
 4月1日のことで、うそのような話だが。
 その日フラワーポット作りを任されていた私は、春休みを返上して登校。
 プール脇の目立たぬ場所で作業していた。
 すると、更衣室の中から女の人の切迫した声がした。
 「だ、だめです。人がきます」
 『えっ?』
 そっと更衣室の半開きの扉の奥を覗くと。

 その日、初めて写生といううものを知った私は、今日のこんな日を
待ち望んでいたのかもしれなかった。

 

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