明治維新以前は未通女(おぼこ)とは恥ずかしい存在


      
処女、という言葉は、英語のバージンの日本語訳である。
では、日本には処女を表す言葉が無かったのだろうか?
     
否。ちゃんと日本語にある。”未通女(おぼこ)”である。
現在では、”おぼこ”は、”子供”という意味に使われているが、本来の意味は、処女である。
     
しかし、未通女には、別の意味もこめられている。
それは、”何だお前、まだ処女なの?”という蔑称である。
つまり、明治維新以前の日本では、”処女”が恥ずかしい存在だったのだ。
”さっさとやってこい!”てなものである。
     
それが明治維新となって、西欧文化を輸入する事となり、処女文化も輸入する事になった。
処女が”未通女”では、処女に価値を置く西欧文化と相容れない。
そこで、”処女”という言葉を人工的に作って、”処女は高尚なもの”という価値観を広めたのである。
     
明治維新とは、文化・言語体系・性の全てを作り変えた、”完全人工国家”への試みであった。
これは、世界最初の試みであったが、結局、戦争を繰り返し、昭和20年(1945年)に敗戦を宣言し、人工国家の試みは灰燼に帰した。
     

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