実はエロい 古代のエッチ満載の 万葉集は性におおらか 5


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ここで「恋」と女性が発する場合、
今の言い方に置きかえると「Hをしましょう」です。
       
「恋」   は 「Hをする」
「紐解く」 は 「体を重ねる」または「挿入する」
     
と読み替えて、理解して下さい。
       
そうした時、万葉集の歌が実に「性におおらかである」と云う意味が判ると思います。
       
また、ここで「Hをする」と云う言葉を使いましたが、
これもある種の現代語での「性交渉」、「愛撫」、「性戯」や
「挿入」などの一連の行為を示す隠語です。
       
       
集歌2650 十寸板持 盖流板目乃 不令相者 如何為跡可 吾宿始兼
       
訓読 そき板(た)以(も)ち葺(ふ)ける板目(いため)の合(あ)はざらば如何(いか)にせむとか吾(あ)が寝(ね)始(そ)めけむ
       
私訳 薄くそいだ板で葺いた屋根の板目がなかなか合わないように、私の体が貴方に気に入って貰えなければどうしましょうかと、そのような思いで、私は貴方と共寝を始めました。
       
       
集歌2683 彼方之 赤土少屋尓 霈零 床共所沾 於身副我妹
       
訓読 彼方(をちかた)し赤土(ひにふ)の小屋(をや)に小雨(こさめ)降り床(とこ)ともそ濡れ身に副(そ)へ我妹(わぎも)
       
私訳 遠くの野辺の土間敷きの小屋に激しい雨が降り、床までも濡れる。そのように滲み出し濡れたお前の体を私の身に寄せなさい。
愛しい貴女。
       
       
集歌2610 夜干玉之 吾黒髪乎 引奴良思 乱而反 戀度鴨
       
訓読 ぬばたまし吾(あ)が黒髪(くろかみ)を引きぬらし乱れてさらに恋ひわたるかも
       
私訳 漆黒の私の黒髪の束ねを引き抜き髪を解き放ち、貴方の手で私の髪も体も乱れて、そして恋と云う愛の営みをしましょう。
       
       
集歌2718 高山之 石本瀧千 逝水之 音尓者不立 戀而雖死
       
訓読 高山(かくやま)し岩もと激(たぎ)ち行く水し音には立てじ恋ひに死ぬとも
       
私訳 天の香具山の岩の淵に水しぶきを上げて流れ行く水のように、音(=声)を立てません。
床で貴方に抱き伏せられ、愛の営みで死んだとしても。
       
       
集歌1328 伏膝 玉之小琴之 事無者 甚幾許 吾将戀也毛
       
訓読 膝(ひざ)に伏す玉し小琴(をこと)し事無くはいたく幾許(ここだく)し吾恋ひめやも
       
私訳 膝に置く美しい小さな琴の、(貴女の)音を聞くことが無かったならならば、これほどひどく、私は恋い焦がれるでしょうか。
       
       
集歌2962 白妙之 袖不數而 烏玉之 今夜者不寐 明将開
       
訓読 白栲し袖數(な)めづてぬばたまし今夜は寝ずも明けば明けなむ
       
私訳 白い栲の夜着の袖を交わした数(=貴女と情を交わした回数)を数えず、また、漆黒の今夜は寝なくても、夜が明けるなら明けるがよい。
       
       
集歌2807 可旭 千鳥數鳴 白細乃 君之手枕 未厭君
       
訓読 明けぬべく千鳥(ちどり)數(しば)鳴く白栲(しらたへ)の君し手枕(たまくら)いまだ飽かなくに
       
私訳 もう夜が明けると、千鳥がしきりに鳴く。白い栲の夜着を着る貴方が私の体を抱くことに、私はまだ満足してもいないのに。
       
       
       
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