昭和時代の悲惨な出来事


戦争が終わつて10年位過ぎた、昭和30年代の頃の話です。                        父は戦争で亡くなり、当時、私は中1でした。 姉は中3で妹は小4の三人姉弟妹で、母は行商で暮らしを支えていましたが貧しい生活でした。                                     母が援助を受けていたのを私は薄々とですが分かつていました。                      その男が来ると 「 遊びにいつてきな・・ 」 と 小使いを呉れるのです。                 近くに飲食店を営む、脂ぎつた男で私は大嫌いでした。                            そんな時、父さえいてくれたらと母が不潔に思えて子供ながらに胸を痛めていたのを覚えています。 暑かつた夏も終わり、少し肌寒くなつた秋の夕暮れでした、「 これから買い物に行くからおいで 」 と私と妹の手を握りました、私は姉が居ないので聞くと 「 ああ、あの子はお腹が痛いらしい、寝てるからいい・・」 母はさりげなく言いました。                                       昼前までは何ともなかつたのにと思いましたがそのまま出かけました。 家を出て間もなく、飲食店の男とすれ違いましたが母は素知らぬ顔をしていました。   振り返つて見ると男が家に入るのを見ました。  なにか胸騒ぎがした私は母の目を盗んで家に戻つたのです。                   やはり、男の靴が玄関先にありました。    息を潜めて部屋の障子の穴から覗くと・・・・・       姉はオッパイを男に吸われていました、吸いながら姉の大事なところを触りながら・・・・「 ううん、やはり、若い子はいいのう・・ピチピチじゃ・・お前の母さんも了解しとるからな・・さあ・・オメコを舐めてやろう・・」  姉は抵抗もしないで男のなすがままになつていました。                       母と男が仕組み、姉を提供したのは明らかでした。                               やがて男は姉の上に乗ると腰を揺すつて静かになりました。 その時、涙を流していた姉の顔を今でも忘れません・・・・・                   半世紀も前の事で母も姉も既に亡くなり、私も70歳を過ぎました。                    余りにも悲惨でおぞましい出来事を晩酌する度に思いだす私です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

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