昭和30年代の北海道、普通に温泉は混浴


    
昭和30年代の北海道の温泉はどこも混浴が普通だった。
僕も小学校・中学校の修学旅行で登別温泉や洞爺湖温泉に行ったけど、
あの大浴場には高校の修学旅行も来ていた。
    
男女の生徒を男女の教師が大浴場の中で皆全裸で引率して、
誰もタオルなんか隠すのに使う人はいなくて大らかだったな。
    
当時はその修学旅行の他でも娯楽の少ない時代だったから、
休みと言うと近所で誘いあって温泉に泊まりに行った。
おむつが取れたばかりの幼児は年上のJKが母親代わりに面倒を見て、
町内の子供達は混浴大浴場でお湯を掛け合ったり遊び放題だった。
    
大人達は「裸の付き合い」の日常生活を男女そのままを持ってきた体で、
背中を流し合ったり浴槽の縁に腰掛けて世間話に興じたり・・・
    
今でも数家族が車を連ねて泊りに行く。
もう退職・年金年齢だから空いた平日に知り合いの旅館主が、
大浴場を貸し切りにして呉れてそこを使わせてもらっている。
    
大抵それぞれの息子達・娘達が孫も連れて一緒に来るから
総勢で数十人が一堂に集まる仲良し集団だ。
もう半世紀も続いているから誰も裸なんか意識しない。
皆健全に育って『青いサンゴ礁』みたいなカップルも何組か出来て、
アダムとイヴの様に手をつないで戯れているのが微笑ましい。
    
大人達もまだ盛んでそっちは現役世代がいて、
昔青かったおっさんが超美魔女を平然と誘っていて、
超美魔女の方も冗談ばかりと受け流して、
それを見た嫁さんがこの期に及んでと笑い転げている。
    
超美魔女と言っても50歳台で通るようなナイスバディーが多くて、
そうでなくても体格が良いから全然気にもしない。
男性も筋骨隆々が普通だよ。
    
当時は20歳代の若い先生が多くて、
今も健在な方が最高年齢で90歳位に。
    
明治時代に北海道に屯田兵で入植さえた方々の末裔で頑強・丈夫です。
    

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