私は東京サレジオ学園の卒園生です


記憶の回復は、まだ続いていました。
フラッシュバックは、安心しているときに、突然やってきました。
昨年は、 T・M神父の部屋にいた別の男の子を思いだしました。
  
その男の子は、小学5年から中学3年の卒園まで、私がずっと憎み続けていた男の子でした。
記憶を亡くしたにも関わらず、その子を憎み続け、仲良くすることが出来ませんでした。
いま思えば、同じ被害者でありながら、嫉妬していたのでしょう。
被害者同士が憎しみあう、まるで地獄絵図の世界です。
  
親のいない子ども、ぬくもりを知らない子どもにとっては、性虐待ですら、数少ないぬくもりとして受け入れていたのだと思います。
人恋しく大人を求める子どもの気持ちを、おのれの性的欲求のために利用する。
しかも、信者である子どもに対し、絶対的な指導者であり、子どもを育み守るべき神父が、 子どもたちを陵辱する。
それも、何人もの子どもを、何年間にも渡って。
  
カトリックの神父であり、サレジオ学園の2代目園長であり、子どもを大切に守り育てるべき聖職者が、 サレジオの男の子たちを虐待し続ける。
まさに悪魔の所行です。
  
T・M神父は、ミサを執り行いながら、どのようなことを考えていたのでしょうか?
神の愛を説きながら、後ろ手で子どもの裸をまさぐる。
子どもの手を取り、おのれのものに触らせる。
その呪われた手でもって、多くの信者たちに祝福を与え、聖体を授与していたのでしょうか?
   
聖職者である神父の行いは、記憶が戻っても信じることが出来ず、誰にも言わず、墓場まで持っていくつもりでした。
ところが、退職した職員の告発によると、いまもなお、性虐待を伺わせる行為が行われています。
職員が子どもを「添い寝」と称して自分の部屋に連れ込む。
上級生から下級生へのレイプがある。まるで、昔のサレジオ学園の姿、そのままです。
   
サレジオ学園は、男の子だけの施設であるにも関わらず、男の子同士の性行為の強要が昔からありました。
職員から学習したことを、年下の子どもに繰り返す。性虐待の連鎖ともいうべき構図が、連綿と続いています。
  
  
http://salesio.tripod.com/letter2001/salesio_edward_letter.htm
   

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