好きな女の子がサークルの先輩達に喰われた話


俺の青春の人、と言えば佳代ちゃん。

佳代ちゃんは俺の高校時代の同級生で、3年間部活もバスケ部で一緒だった(当然男女で別だけど)。

1、2年はクラスも同じだったし、部活も体育館で随分と長いこと一緒の時間を過ごしていたから、その分思い入れは深いというか……今でも高校時代の佳代ちゃんの事は鮮明に思い出せる。

明るくて優しくて清潔感があって、バスケ部だけど身長は平均くらいの小柄なタイプで、可愛かった、すごく、うん。

美人だったり可愛い子の条件として、髪質ってあると思うんだ、佳代ちゃんは綺麗な黒髪をしていた。

艶々の黒髪で、普段は下してるんだけど、部活の時だけはポニーテールみたいにしてて、それもよく似合っていて可愛かった。

で、俺はそんな佳代ちゃんの事が好きだった。

いや、好きと言うよりも憧れに近いかな。

どう考えたって俺が佳代ちゃんの恋人になれるなんて思えなかったからね、実際にそうだったし。

俺が引っ込み思案の大人しい性格なのに対し、佳代ちゃんは男女隔たりなく社交的で、女子バスケ部では副キャプテンもやっていたくらいだから、しっかりしていて、同級生だけど俺からしたらお姉さん的な存在でもあったと思う。

まぁでも、しっかりしていると言いても佳代ちゃんはお堅い性格って訳じゃなく、結構お茶目というか、声も高くて可愛いし仕草も女の子女の子してるし、ちょっと天然ぽいところもあったりして、やっぱり美人と言うより可愛い感じ。

可愛いって言い過ぎてるな……でも可愛いんだから仕方ない。

佳代ちゃんとの思い出で特によく覚えているのは、俺が風邪で学校を休んだ時に担任以外で唯一連絡をくれたのが佳代ちゃんだったこと。

「ナオ君大丈夫~?明日は元気で学校で会いたいよぉ(´・ω・`)」みたいなメールを送ってきてくれて、それが凄く嬉しかった。(ちなみに俺の名前はナオヒロ)

今思えば、そのメールが切っ掛けで俺は佳代ちゃんに夢中になっていった気がする。

あとは高校時代、よく夜に佳代ちゃんと電話をしていた事。

最初は佳代ちゃんから突然に「元気~?」みたいな電話が掛かってきて、そこから何気ない会話を夜眠くなるまでした。

佳代ちゃんはやっぱり女の子だからおしゃべり好きというか、その時は誰か話し相手が欲しくて俺に電話してきたんだと思う。

俺は緊張してあまりしゃべれなかったけど、佳代ちゃんは学校の先生の事とか、誰と誰が付き合いそうだとか、そういう恋愛話なんかをずっとしてた。

佳代ちゃんにとっては友人の内の一人である俺になんとなく電話しただけの事だと思うんだけど、それが俺にとっては幸せな時間だったし、今となっては一生の思い出になっている。

あと、部活の試合の時ね、佳代ちゃんはいつも「ナオ君頑張れー!」って下手くそな俺を真っ直ぐに応援してくれた。佳代ちゃんは声大きいから会場でちょっと恥ずかしいんだけど、それでも嬉しかった。

なんだろう、やっぱりあの真っ直ぐさが、彼女の魅力だったなぁ。

俺をどういう風に見ていたのか分からないけど、きっと弟みたいに思っていたのかもしれない。

でもあんな可愛い子にあんな風に声援を送られたら、好きにならない訳がないよ。

そんな憧れの佳代ちゃんですが、残念ながらその高校時代にすでに彼氏がいました。

相手はバスケ部の一個上の先輩で、沢村さんって人。

容姿はどっちかと言えばカッコイイ部類に入ると思う。

高校2年の終わり頃からかな、付き合いだしたの。

佳代ちゃんが先輩に告白されて、その時に俺、佳代ちゃんに電話で相談されて結構辛かった。

それまで女の子から恋愛相談なんて受けた事がなかった俺は、「沢村さんは後輩の面倒見も良くて良い人だと思う」と、沢村先輩の人柄に関して俺の率直な感想を佳代ちゃんに伝えた。

後日、佳代ちゃんから沢村先輩と付き合う事になったと伝えられた。

佳代ちゃんにとって初彼氏だったから、「わぁ~どうしよう、私ちゃんとした彼女さんになれるかなぁ?」と少し惚気て嬉しそうに言っていたのを覚えてる。

良い彼女になれるに決まってるじゃないか、佳代ちゃんみたいに可愛くて優しい女の子を彼女にできる男は世界一の幸せ者だよ。

本当に俺はそう思っていたし、佳代ちゃんと付き合える沢村先輩が羨ましかったし、それなりに嫉妬もした。

幸い、沢村先輩はすぐに卒業して大学へ行ったので二人がイチャイチャしているような所を学校で見る事は殆どなかった訳だけど、俺も年頃の男子高校生でしたからね、色々想像はしちゃってましたよ。

休みの日なんか、今頃佳代ちゃんは先輩とデートでもしてんのかなぁとか、悶々とね。

もちろん、性的な事も。

もうキスとかしたのかなぁとか、セックスしちゃったのかなぁとか。

いや本当に、あの頃はそれをずっと心配してた気がする。

心配も何も、男女が恋人同士になったらしない訳がないんだけどね。

でも学校で会う佳代ちゃんは何も変わった様子がなくて、それまでと同じように笑顔で俺に話しかけてくれて……だからそんな佳代ちゃんが先輩とキスしたりセックスしたりしてるなんて、いまいち現実味がなかったし想像できなかった。

で、そのまま俺達も3年になり、大学受験を終え、高校を卒業して大学生になった。

俺は普通の私立大学へ、佳代ちゃんは女子大へ進学した。

その頃まだ佳代ちゃんは沢村先輩と付き合っていたから、俺もこれで佳代ちゃんとはお別れだなと思ってた。

会うとしても同窓会と成人式くらいか……って。

良い区切りだと思ったよ、これで俺の青春も終わりにする事ができるって。

でも、大学に入ってすぐ、俺は佳代ちゃんと再会することになった。

それは大学のバスケサークル。

俺は下手でもバスケが好きだったから大学でもバスケサークルに入った訳だけど、そこにまさか佳代ちゃんがやってくるとは思わなかった。

しかも佳代ちゃんは女子バスケじゃなくて、男子バスケサークルに入ってきた。つまり、マネージャーとして。

なんでも、うちのサークルの女子マネージャーは毎年他大学から連れてくる方針なんだとか。

それで女子大に勧誘しに行った先輩達が連れてきたのが、佳代ちゃんだったって訳。

佳代ちゃんは女子大でできた女友達と2人でうちのサークルにやってきた。

「あれ?ナオ君?わーナオ君だー!」

って、俺を発見して嬉しそうに手を振る佳代ちゃんを見て、忘れるつもりだったのに俺は再び佳代ちゃんに胸を鷲掴みにされたような気分になった。

まだ高校を卒業してそんなに経っていないのに、女子大生になった佳代ちゃんは、さらに可愛くなっているように見えた。

着ているのが制服じゃなくて私服になったからそう見えたのかもしれない。髪は高校時代より少し長くなっていたけど、綺麗な黒髪はそのままだった。

俺が「なんでマネージャーなの?」と聞くと、佳代ちゃんは「うん、もう選手はいいかなぁっと思って。ほら、私結構応援とかも好きだし」と言っていた。

まぁでも佳代ちゃんは最初は男子バスケのマネージャーになるつもりはなかったらしく、本当はバスケとは関係ない別のサークルを探していたのだけど、その途中でうちの先輩達に声を掛けられて、一緒にいた友達の方がその話に乗り気になったらしく、一緒にマネージャーをやってほしいとその友達に頼まれて引き受けたらしい。

それで結局、俺は大学でも月に何度か佳代ちゃんと会う生活を送る事になった訳だけど、なんだかんだで、佳代ちゃんに会えるのは正直嬉しかった。

高校時代の失恋の痛みが完全に無くなった訳じゃなかったけど、佳代ちゃんは女子大生になってさらに可愛くなったし、目の保養になるというかね、彼女の笑顔を見るだけで、やっぱり俺は癒されてしまうんだなぁと思った。

でも……まさかその後、俺が佳代ちゃんのあんな姿を見る事になるとは……その時は想像もしてなかった。

俺と佳代ちゃんが入ったバスケサークルは大学公認のバスケ部とは違って気軽にバスケを楽しめるサークルだ。

一応毎週練習はあるけど、飲み会や旅行も結構ある。

合宿なんかがあると、夜は結構バカ騒ぎになる感じの。

適度にスポーツで汗を流して、適度に遊んで、適度に学生時代にしかできないバカ騒ぎもする、まぁよくあるサークルだった。

そして、そういう緩い感じのサークルだから当然男女の出会いを求めてる人間も多い。

選手と女子マネージャーで、付き合いだしたり別れたりする男女は沢山いた。

まぁ若い男女が集まってるんだからそれは普通の事だよね。

で、ほら、佳代ちゃんってそういう恋愛話とか好きだから、サークル活動は割と楽しんでいるみたいだった。

毎週の練習や合宿、イベントなんかにも佳代ちゃんは殆ど参加してたし。

佳代ちゃん自身は高校時代からの彼氏がいるから、いろんな人の恋愛相談とか受けてたみたい。それが楽しかったんだろうね。

佳代ちゃんのSNS見たら、サークルメンバーの集合写真が載せてあって、「このメンバー本当に大好き!」みたいな事が書いてあったっけ。

ただね、皆が恋愛をするのは普通の事なんだけど、うちのサークル内で起きる男女関係が全て健全という訳ではなかった。

うちのバスケサークル、実は結構チャラい男の先輩が多かった。

まぁ女子マネージャーだけ他大学から集めてくるようなサークルだからね、そういう方針を決めているのもチャラい先輩達だったし。

連れてこられる女子マネは佳代ちゃん以外も可愛い感じの子が多かったし。

で、中でも特にチャラかったのが、吉岡先輩と太田先輩。

2人とも顔はかなりのイケメンで、背も高い。さらにバスケの強豪校出身だからバスケも滅茶苦茶上手い。

だから吉岡先輩も太田先輩も当然モテてた訳なんだけど、この2人、女癖は超悪い。

まぁいわゆるヤリチンって奴。

この人達は下半身で物事を考えてるんじゃないかってエピソードを俺も人づてに聞いてはいた。

ただ、吉岡先輩や太田先輩は後輩の面倒見が良い人達でもあった。

俺もサークル入った当初から結構可愛がられてたっていうか、俺はこの先輩達に大学の事を色々教えてもらったし、就職活動なんかの情報も沢山教えてもらった、だから2人の事はあまり悪くは言えないんだけど……。

なんだろうな、良く言うとエネルギッシュというか。
ほら、割と女遊びしまくってる奴の方が仕事できたりするじゃないですか。
そういう感じの、容姿端麗でハイスペックで、とにかく色んな意味で元気な先輩達だった。

で、話には聞いていたけど、実際に「あ、この人達ヤバイな」って思ったのが、とある合宿での出来事だった。

ちなにみその合宿は佳代ちゃんも参加していた。

その時の合宿はいつも通りに昼間バスケして遊んで、夜飯バーベキューでそのまま飲み会みたいな感じだったんだけど、夜中、皆酔っ払って男も女も寝始めた頃にそれは起きた。

部屋に戻って寝る人もいたけど大半は大部屋で雑魚寝してて、俺も大部屋で寝てたんだけど、夜中に真っ暗な部屋の中で俺はある先輩に突然起こされた。

「おい、ナオヒロ、起きろって。」

「ん……なんですか?」

「今から良いもん見せてやるから、ちょっと来いよ。」

「え、良いものってなんですか?」

「いいから来いって、すげぇから。」

なんだろうと思いながらその先輩について部屋を出ると、俺は階段を上って一つ上の階へ連れていかれた。

すると、ある部屋のドアの前に数人の男達が部屋の中を覗き込むように立っているのが見えた。

「なんですか?あれ。」

「なんだろうな?ハハッ、まぁお前も見てみろって。」

ニヤニヤしながら言う先輩の顔を見て、少しだけ察した。

部屋を覗いてたのは皆2、3年の先輩達。

皆鼻の下を伸ばして部屋の中を覗いていて、その人達に手招きされて、俺も開いているドアの隙間から部屋の中を覗いた。

「……っ!」

部屋の中の光景を見た瞬間、声は出なかったけど、かなり驚いた。

部屋の中には男2人、女1人。

男2人は下半身裸で、女は服を一切身に着けていない全裸姿だった。

男2人は例の吉岡先輩と太田先輩で、女の方は最初顔がよく見えなくて誰か分からなかったけど覗いていた先輩が2年の美和子先輩だと教えてくれた。

そう、3人はセックスをしていた。

正確には俺が覗いた時には美和子先輩はベッドの上に四つん這いになっていて、後ろから吉岡先輩にバックで突かれていて、前には太田先輩がいて、美和子先輩は口で太田先輩のペニスを咥えてフェラチオをしていた。

それは当時童貞だった俺にはあまりにも刺激の強い光景だった。

吉岡先輩が腰を振る度に美和子先輩のお尻がパンパンッと音を立てながら波打って、同時に部屋に響く
「んっんッンッンッ!」
っていう太田先輩のペニスを咥えたまま喘ぐ美和子先輩の声。

衝撃が大きすぎて頭がクラクラした。

あれ、本当に美和子先輩なのか?

信じられなかった。

「やべぇ、美和子エロいわ。」

覗いてた先輩の内の一人がそう呟くと、それに気づいた中にいた吉岡先輩が声をかけてきた。

「おいおい、なに覗いてんだよ、順番待てって。」

覗き込んでいた俺達を見て笑う吉岡先輩。

「早く交代してくれよ、我慢できねぇわ。もう皆でやろうぜ。」

「部屋狭くてそんなに入れねぇよ、2人以上だと色々とめんどくせぇし。お、ていうかナオヒロ来てんじゃん。」

「俺が連れてきた、いいだろ?」

「まぁナオヒロならいいか、な?美和子いいだろ?」

吉岡先輩が腰を止めて聞くと、美和子先輩はフェラチオを一旦止めて

「んはァ……わ、わかんないよぉ……そんなに沢山……ん……」

俺はパニックになっていてどういう顔したらいいのか分からなかった。

吉岡先輩は聞いた事に曖昧な答え方をする美和子先輩に、まるでお仕置きでもするかのように再び腰を動かし激しく突き始めた。

「あっあっ!それダメェッ!ああああッ!」

「おら、相変わらずここ弱いのな美和子。ていうか声でけぇ、太田のチンコ咥えとけチンコ。」

「あっあっんん!んん……はァ……んっんっンっ!」

吉岡先輩に言われたとおりに、バックで突かれながら太田先輩のペニスを咥える美和子先輩。

吉岡先輩の美和子先輩に対する容赦のないサディスティックな口調と行為。

太田先輩も太田先輩で、自身のペニスを咥えている美和子先輩の髪の毛を掴むと、自分から腰を振ってイラマチオを始めた。

「ン゛ッン゛ッ!オエッ、ンッンッ!」

ペニスを喉奥まで入れられ顔を真っ赤にして苦しそうな美和子先輩。口の端から涎(よだれ)がダラダラ垂れてるのが見えた。

まるでAVでも見ているかのようだった。

「すげぇ……」

「吉岡と太田えげつねぇ、やべぇわ。」

「あー俺も早く美和子とやりてぇ。」

「俺は美和子にフェラしてもらおっと、あいつ好きだろ。」

「美和子のフェラ良いよな、唾液多いし。」

ドアから覗いていた先輩達が興奮を抑えられないように口々に言う。

先輩達の会話で、こういう事をするのは今日が初めてじゃないのだと知る。

美和子先輩は普通に美人で、性格も気さくで良い人だった、それに確か佳代ちゃんとも仲良かったはず。

今日だって、普通に皆と遊んでたのに。初めてじゃないって事は、美和子先輩はこうなる事を承知の上でこの合宿に来ていたって事か?

「あ゛ー出る、出るわ、美和子このまま口に出すからちゃんと飲めよ。」

そう言って美和子先輩の頭を押さえて口の中にそのまま射精する太田先輩。

美和子先輩は苦しそうなんだけど、それを拒否することなく射精を受けて、その後精液も飲んでいるようだった。

そこからは吉岡先輩にマシンガンのようにバックから激しく突かれて美和子先輩は滅茶苦茶喘ぎまくってた。

「あッあッああああッ!!ダメェ!あッあっ!スゴイ、あっアンっ!」

先輩達の〝えげつない〟という言葉のとおり、吉岡先輩は本当に容赦がない。

でも美和子先輩は吉岡先輩のそんな責めにかなり快感を感じているように見えた。

全身にじっとりと汗を滲ませ、時折〝ダメ〟〝スゴイ〟とか言ってて、その声が本当に蕩けたような甘い声で、とても気持ちよさそうだった。

それに途中、美和子先輩は何度か背中を反らせながら明らかに絶頂していた。

たぶん2、3回は達していたと思う。

で、最後はもうヒーヒー言わされながらフィニッシュして、お尻に吉岡先輩の精液をかけられてた。

凄いものを見てしまったと思った。

なんというか、全てのインパクトが大き過ぎた。

人のセックスを生で見るのも初めてだったし、美和子先輩の乱れる姿もエロかったし、先輩達のセックスはAVみたいにハードだし、吉岡先輩と太田先輩のアレはやたらとデカいし、もう何がなんだか分からなかった。

酒が入っていたのもあるけど、現実が受け入れられなくて頭がグルグル回るような気分だった。

「っしゃあ!じゃあ次俺達だな!」

「でも美和子休ませた方がいいか?」

「大丈夫だって、前もぶっ通しでやったし、間空けると冷めるだろ。」

そう言って数人の先輩達が部屋に入っていって、さっそく全裸の美和子先輩の胸を揉んだりしていた。

ドアの前に突っ立っていた俺に服を着た吉岡先輩が声を掛けてきた。

「ナオヒロ、お前口開いてるぞ。」

「え?あ……なんかスゴイっすね。」

「美和子エロいだろ?」

「めっちゃビックリしました。」

「あとでお前もやってきていいぞ。」

「いや俺は……」

「ハハッ、遠慮すんなって。お前も早く童貞捨てたいって言ってただろ。」

「そうですけど。」

確かに、前に先輩の部屋で飲んでいたときに言ったことはある。

だから先輩達は俺をこの〝仲間〟に入れてくれたんだと思う。

セックスにも興味はある。というか凄く興味ある。

「とりあえずやっといた方がいいぞ、男は経験が全てよ、な!」

そう言って吉岡先輩は俺の肩を叩いた。

正直俺も酒入ってたし、興奮してた。

ちょっとしてみたい気持ちもあった。

でもその直後、そこへ思わぬ来客が来た。

「先輩達何してるんですか~?」

下の階から階段を上がってきた佳代ちゃんの声だった。

慌ててドアを閉める俺。

「あ、ナオ君もいるじゃん、何してるの?」

佳代ちゃんまだ起きてたんだ……

首を傾げながら聞いてくる佳代ちゃん、明らかに動揺して目が泳ぐ俺。

「え、あ、いやそれは……」

すると横にいた吉岡先輩がすぐに冷静な対応を見せた。

「はーい、佳代ちゃんは来ちゃダメだよ~いい子は下に戻って早く寝ましょうね~」

吉岡先輩はまるで子供にするみたいに言って佳代ちゃんを帰そうとした。

「え~なんですかぁ?気になる。」

佳代ちゃんも酒が入ってるからいつもよりちょっと陽気な感じの口調になっていて、簡単には納得してくれなかった。(佳代ちゃんは基本、酔うと陽気になる)

「ダメダメ、ここは女子禁制なんだから、男だけで楽しむの。」

「え~ずるい~」

その後吉岡先輩がなんとか佳代ちゃんを説得し下へ帰してくれて、俺はホッと胸をなでおろした。

で、結局俺はその夜の乱交に入ることはなかった。

先輩達は「ナオヒロもいけいけ!」って背中をどんどん押してきたんだけど、俺は「いや俺今日は無理ッスよ、マジで心の準備が、今日はいいっス、見るだけで満足ですホント!」って笑いながら言ってなんとか回避。

で、佳代ちゃんに現場を見られないようにしたので分かるように、この事は数人のメンバーだけの話にしているようで、俺も一応口止めはされたけど、そんな厳重な感じではなかった。

ただ他の女メンバーにバレたり、参加したい男が増えすぎると面倒くさいからって先輩達は言っていた。

それで美和子先輩なんだけど、もちろんレ○プじゃない。

最初は吉岡先輩が美和子先輩を口説いてセフレにして、その後太田先輩と3Pなんかやり始めて、その後徐々にメンバーを増やしていった結果こういう乱交みたいな事になったと。

だから美和子先輩も承知の上。

ただ本人は相手が大勢になるのを少し嫌がっていたみたいだけど、先輩達曰く、「美和子は相当セックス好きでエロいから大丈夫」らしい。

俺も見たけど、あの後も美和子さん、先輩達の上で自分から積極的に腰振ってたりしてたし……先輩達の言ってる通りなのかもしれない。

前からこういう乱交みたいな事はやっていたけど、合宿でやるのは久しぶりだったらしい。普段は誰かの部屋とかラブホとか使ってたんだと。
まぁそりゃそうだよな、合宿の度にこんなことしてたら絶対バレる。

で、事の発端を聞いて分かるように、このヤバい行為をしているメンバーの中心人物は吉岡先輩と太田先輩だ。

俺にはあんなに優しいけど、正直少し怖い人達だなとも思った。

ちょっと酷いなと思ったのは、先輩達が美和子先輩の事を〝3代目肉便器〟って裏で呼んでた事。

3代目と言うことは、初代と2代目がいたという事。

もう卒業したりサークルに来なくなった女の人でそういう人がいたらしい。

だから美和子先輩の事も、最初からその〝肉便器〟にするために吉岡先輩が近づいたらしい。

酷いよね。

でも先輩達がそういう快楽に嵌るのも分かった気がする。

乱交の何が楽しいって?

普通に女友達とセックスするのとは訳が違う。

複数の人の前で全裸になったり勃起したペニスを晒す解放感、人前でセックスをして腰を振る羞恥心、それを全部吹っ飛ばす程の快楽。

脳ミソから倫理観や理性を麻痺させる成分がドバドバ出ている感じが最高に気持ちイイんだって、参加してる誰かが言ってた。

興奮がピークに達してくると何でもありになってきて、1対1じゃとてもできないようなプレイまで女に要求するようになる。ある種のトランス状態っていうのかな。

集団だからこそブレーキが効かなくなる。

俺、高校時代の友達は皆真面目だったし、自分もまともな人間だと思っていたけど、先輩達の影響なのかな、合宿の後から徐々に俺も参加したいかもって気持ちになってきていた。

正直に言うと、どうせ俺は佳代ちゃんとも付き合えないし……って少しだけ自暴自棄になっていたのもある。

セックス、しちまおうかなぁって。童貞だから凄く興味あったし。

美和子先輩、普通に可愛いし。気持ちよさそうだし。

頭がバカになるくらいの事、俺もやってみたいかもしれないって。

でも迷ってたね。たぶんサークル内に佳代ちゃんがいるのも大きかったと思う。

だってバレて幻滅とかされたくなかったし。

合宿の後も何回か誘われたんだけど、まだ俺は行けなかった。

吉岡先輩は「そんなビビらなくてもいいぞ」とか、「だったら個人的にお前でもヤレそうな女紹介してやろうか?」って言ってきてくれたけど、それもまだ無理だった。

(とにかく吉岡先輩は俺に早く童貞を捨てろって言ってきていた。童貞こじらせてる男は就職活動や社会に出ても全然ダメだからとか何とか言ってたな。たぶん一理あるんだろうけど。ある意味後輩思いなのかな……)

先輩の言う〝ヤレそうな女〟とセックスしてる自分が想像できなかった。

俺、やっぱりまだ佳代ちゃんの事が好きだったんだと思う。結局それがブレーキになっていた気がする。

そして俺がそんな風に童貞らしくウジウジしてた頃に事件は起きた。

いや、それ自体は事件って程のものじゃないんだけど、少なくともサークル内の男達にとっては事件だった。俺にとっても。

夏にサークルのメンバーで海に行ったんですよ。

海と言えば?

そう、水着。

当然一緒に行く女性陣は皆水着になる訳だ。

俺にとっても大学で初めての海だったから、色々と期待はしていた訳だけど……。

凄かったんですよ。

何が?

佳代ちゃんが。

いや、高校時代からずっと彼女を見てきた俺だけど、うちの高校は水泳の授業とかなかったし、佳代ちゃんの水着姿はその時初めて見たんだけど、まさか服の中があんな事になっていたとは。

しかもビキニだからね。

いや〝意外と胸あるぞ〟っていうのは密かに言われてはいた。

でも想像以上に……何というか胸が大きいだけじゃなくてウエストも程よく引き締まってるし、肌白くて綺麗だし……。

先輩達の言葉を借りるなら、

「おいおい、佳代ちゃん超エロい身体してんじゃん!」

って事。

俺も驚いた。

イヤらしい表現だけど、佳代ちゃんの白いオッパイは大きいだけじゃなくてとても柔らかそうだった。

胸だけじゃなくて全体的に凄く肌が柔らかそう。

女性ホルモンたっぷりな身体というか。

これも先輩達の言葉を借りるなら、

「すげぇ抱き心地良さそうな身体だよな。」

って事。

おそらく佳代ちゃんの水着姿に反応しなかった男はいないと思う。

いわゆる男好きのする身体と言っていいのかもしれない。

吉岡先輩や太田先輩も

「マジで佳代ちゃんいいな」

「盲点だったわ、前から普通に可愛いとは思ってたけどさ、まさかあんなものを隠してたとはな。」

「純な顔してエロい身体してんなぁ。あの胸、俺が一番好きな大きさだわ、EかFくらいか?」

「だな、形からして美乳っぽいし、色白いし、それに良い尻してるわ。」

などなど、とにかく佳代ちゃんの水着姿、というか身体を絶賛してた。

で、海ではビーチバレーとかして皆で遊んでいたんだけど、正直佳代ちゃんの揺れる胸やお尻が気になって仕方なかった。

佳代ちゃんはいつも通りの明るい感じで楽しんでいたけど、さすがに男達からの視線にも少しは気づいていたと思う。

で、それからというもの、サークルの男達、特に例の先輩達の佳代ちゃんを見る目は明らかに変わった。

太田先輩は「今ヤリたい女ランキング1位は佳代ちゃんだな」とか言い出すし、吉岡先輩も「だなぁ」ってそれに賛同する始末。

俺の心境としては気が気じゃなかった。

(ちなみに俺の佳代ちゃんへの密かな恋心は誰も知らない)

そりゃ俺も男だから、佳代ちゃんの身体には興味ある。

正直オナネタにだって今まで数え切れないほどしてきた。

でもやっぱり美和子先輩が先輩達にされていたことを思い出すと、あのヤリチンの先輩達に佳代ちゃんが狙われていると思うと俺は心配だった。

佳代ちゃんはそんな女じゃない、それに佳代ちゃんには一応彼氏がいるし。だから大丈夫だとは思うけど……。

(ていうか俺はすでに彼氏がいる女の子の事をなんでこんな心配してるんだ?って葛藤もしたり)

バスケの練習の時や飲み会など、なにかと佳代ちゃんがサークルの男の先輩達に話しかけられているのを多く見るようになった。

特に吉岡先輩と太田先輩は飲み会の時も佳代ちゃんを挟むように座ったりして。

完全に佳代ちゃんは先輩達のターゲットになっていた。

で、それを見ていてやっぱり俺は心配だった。

何せ吉岡先輩と太田先輩は超イケメンだから。滅茶苦茶モテるから。

今までこの二人に何人の女性が喰われてきたか。

見た目がカッコイイ上に、コミュニケーション能力も高いから、迫られたら断れる女性は少ないんじゃないとかと思う。

下心丸出しの吉岡先輩に迫られて佳代ちゃんがキスを許してしまう夢を見てハッとして起きた事があった。

胸が締め付けられるように苦しかった。

やっぱ嫌だよ、佳代ちゃんがあんなヤリチンの先輩達に喰われるのは見たくない。

それだったら今の彼氏と末永く幸せでいてくれた方がまだいい。

やっぱり佳代ちゃんは俺にとって憧れの女性であり、青春の人なんだ。

俺の青春をヤリチンの軽い先輩達に汚されたくない。

で、俺は不安過ぎてある日の夜に佳代ちゃんに電話してしまった。

『ナオ君?どうしたのー?』

『いやあの、特にはあれなんだけど……』

特に用もないのに電話してしまい、今思うととても不自然だったと思う。

でも佳代ちゃんは『ナオ君と電話するの久しぶりだねー』と言って色々と話し相手になってくれた。

高校時代の思い出話や大学の話、バイトの話、それにサークルの話も。

話をしながら高校時代に遅くまで佳代ちゃんと電話してた頃の事を思い出して、凄く楽しかったし、幸せだった。

で、やっぱり俺はあの事も気になったのでさりげなく吉岡先輩や太田先輩の事を話題に出してみた。

『あの2人滅茶苦茶モテるらしいよ』みたいな感じで。

『やっぱモテるんだぁ、カッコイイもんね、2人とも』

『やっぱり佳代ちゃんもあの2人の事はカッコイイと思うんだ?』

『ん~うん、最初見た時モデルさんみたいですごーいって思った。』

『あ~そういえば吉岡先輩は雑誌のモデルのバイトとかもした事あるって言ってたな。』

『知ってる知ってる、私もその雑誌見たよ~すごいよね。』

そのままたぶん30分以上佳代ちゃんと吉岡先輩の話をしていたと思う。

『この前吉岡先輩と太田先輩がバイト先にご飯食べに来たんだよぉ』とか
『2人ともバスケあんなに上手なのにどうしてバスケ部いかなかったんだろうね~?』とか。

思いのほか先輩達の話で盛り上がってしまって、しかも妙に佳代ちゃんの声のテンションが高かったから、俺としては複雑だった。

で、最後の方に俺がまたあの2人はモテるだの、高校時代はファンクラブあったらしいよとか言っていたら佳代ちゃんがちょっと驚くような事を俺に聞いてきた。

『でもさぁ、吉岡先輩と太田先輩ってさ……(小声でボソボソ)』

『ん?なに?』

そこだけ佳代ちゃんの声が小さくなって聞き取れなかったので聞き返すと

『吉岡先輩と太田先輩って……すっごいエッチなんでしょ?』(小声でちょっと恥ずかしそうに)

今まで佳代ちゃんと下ネタ系の話ってした事がなかったから、そう聞かれて俺は少し動揺してしまい、『え?そうなの?』などととぼけた応えをしてしまった。

『なんかね、ちょっと噂で聞いたんだ~』

『ま、まぁ確かに、そうかも。エロいかもね、あの2人は。』

『やっぱりそうなんだぁ。』(ちょっと笑った感じで)

『どういう噂聞いたの?』

『具体的な事は聞いてないけど、マネージャーの先輩達があの2人はエッチだよぉって言ってたから、そうなんだぁって思って。ナオ君は吉岡先輩達と仲良いから色々知ってそうだよね。』

『知ってるっていうか、まぁでも、吉岡先輩や太田先輩に限らず男は皆ある程度さ……』

『あ~そうだよね~』

まさか先輩達が乱交や輪姦(一応和姦だけど)をしているような変態だとは言えずに適当に誤魔化しておいたけど、どうして佳代ちゃんはそんな事聞いてきたんだろう?とか色々考えてしまった。

で、夜遅かったからそれくらいで電話は終わったんだけど、最後に

『やっぱりナオ君と電話すると落ち着くなぁ。ねぇナオ君、これからもたまにこうやって電話してもいい?』

『え、あ、もちろん、俺で良いならいつでも。』

『わーい、じゃあまた今度電話するね。』

なんてやり取りもあって、俺としてはそれは嬉しかった。

それから1週間に1回とか、そのくらいのペースで俺は佳代ちゃんと電話してた。

高校時代みたいに、佳代ちゃんがおしゃべりして、俺が聞き役みたいな感じで、楽しかった。

でも、俺はその後ショックな事実を知ることになる……。

一応毎週あるサークルのバスケの練習。

その日もいつものように適当に汗流した後、例の先輩達(吉岡先輩と太田先輩を含む数人)と休憩していたんだけど、そこで俺としてはちょっとショックな話を聞かされた。

皆で地べたに座りながら何気ない会話をしてると、先輩の内の誰かが突然『やっぱ佳代ちゃん美味そうな身体してるよなぁ』って言いだした。(メンバーにおしぼりを配る佳代ちゃんを眺めながら)

まぁそれ自体はいつもの事なんだけど、吉岡先輩がそれを聞いてニヤニヤして、こう言いだした。

「いいよなぁ佳代ちゃん、Fカップらしいぞ。」

「え?マジでFカップ?誰から聞いた?」

「佳代ちゃん本人が言ってたし、昨日電話してて深夜のテンションで何カップか聞いてみたらFカップって言ってたわ。」

「お~いいねぇFカップ、やっぱそのくらいあったかぁ、ビキニ姿のインパクトあったからなぁ。ていうか吉岡さすがだな、着実に電話とかしてたのかよ、お前そういうの面倒臭がりそうなのに。」

「まぁな。ていうか最近毎日佳代ちゃんと電話してるし、そのせいでちょっと寝不足になってるのがムカつくけど。」

は?

吉岡先輩と毎日電話……?

ていうかFカップって……マジかよ……

でもショッキングな話はまだ続く。

「ハハッ、毎日電話とか吉岡本気モードじゃん。」

「そりゃあの身体見たらなぁ、多少本気出す気にもなるわ。今めっちゃ彼氏の事で相談とかされてるのが面倒くせぇけど、なんか別れそうとか言ってるし。」

「マジかよ、彼氏と別れそうなのか!でもそれすげぇチャンスじゃね?」

「だな、正直めちゃくちゃ手応えあるわ。中途半端な彼氏がいる奴の方がセフレにもし易いから好都合だしな。」

「うお~さすが吉岡だなぁ!佳代ちゃんとヤレるのか!?ていうか俺達にも早く回してくれよな!」

「まだ分からねぇけどな、佳代ちゃん基本真面目っぽいし。まぁでも今週末にでも飲みに誘ってみるか、お前らも来る?また太田の部屋でいいだろ。」

……。

ちょっと待て。

ちょっと待てちょっと待て。

佳代ちゃん彼氏と別れそうなの?

俺毎週電話してたのに初耳なんだけど。

ていうか吉岡先輩にFカップとか教えちゃったりして……どんな話の流れでそんな事言っちゃったんだろう。佳代ちゃんが自分でそんな事言うなんて想像できない。

なんだか吉岡先輩の話に出てくる佳代ちゃんは、俺が知らない佳代ちゃんのようで、複雑な気分だった。

やっぱり佳代ちゃんも、吉岡先輩のようなイケメンから毎日電話掛かってくるのは嬉しかったのかな……。

そりゃ俺みたいな冴えない男より吉岡先輩みたいな人と電話した方が楽しいよな……。

あ~……なんかすげぇ落ち込む。

しかも吉岡先輩は本気で佳代ちゃんの身体を狙い始めてるし。

ヤバいよな……どうしよう……佳代ちゃんが美和子先輩みたいになっちゃったら……

いやいや、佳代ちゃんに限ってそんな事は……

あ~でも、なんか吉岡先輩の話聞いてると、佳代ちゃんも脈あるような感じ出てるし……

佳代ちゃんに彼氏ができた時とは違う不安感。

ここの先輩達のえげつなさを知っているだけに。

とにかく俺は不安過ぎて吐きそうだったけど、飲み会には俺も誘われたから参加することにした。

飲み会の参加メンバーは男は吉岡先輩と太田先輩、それにA先輩とB先輩と俺の5人、女は女の先輩1人と佳代ちゃんの2人で、計7人で太田先輩の部屋で行われる事になった。

太田先輩の部屋は学生の一人暮らしにしては部屋が複数あったりして広くて、よく飲み会で使っていた。

で、佳代ちゃんなんだけど、「次の日バイトだから終電までには帰ります」ってはっきり言ってたから俺は少し安心した。(先輩達はガッカリしてたみたいだったけど)

そうだよなぁ、やっぱりその辺は佳代ちゃんしっかりしてるんだよ。

今までだって合宿や旅行は別として、佳代ちゃんが飲み会で酔って誰か(男)の家に泊まっていくなんて事は一度もなかったし。

酒の飲み方だって佳代ちゃんが泥酔してるところは見た事がなかったし、酔っ払ってもちょっと陽気になっていつもより少しお茶目になるくらいだし。

やっぱり佳代ちゃんはその辺はちゃんとセーブできる子だから。

サークル内には女性でも泥酔したり吐いたりする人は結構いたけどね、あ~美和子先輩とか、結構飲み過ぎて潰れる事多かったっけ。佳代ちゃんはそんな事なかったから。

で、当日は皆で集合する前に俺と佳代ちゃんで一緒に買い出しに行ったり、部屋では佳代ちゃんが焼きそばを作ってくれたりして、普通に楽しかった。

帰りは女先輩と佳代ちゃんと俺(ボディガード役)で一緒に帰るって約束もしたし。

だから雰囲気的に今日は普通に飲んで終わりかなって思ってた。

ところが……

酒がある程度進んできたころかな、酔った先輩達が佳代ちゃんにやたらとモーションかけ始めた。

「佳代ちゃん優しいわ~焼きそば美味いわ~」

とかなんとか言いながら佳代ちゃんの肩に腕回したり、

「佳代ちゃんももっと飲みなよ」

っていつも以上に酒を勧めたり。

で、女先輩は佳代ちゃん以上に飲まされてて、大丈夫か?って思って見てたんだけど案の定潰れてしまった。

その頃にはもう終電の時間が近づいてて、どうしようって事になった。

まず女先輩はもう動けないから帰れないし。

それでも俺は佳代ちゃんだけでも送っていこうと思っていたんだけど、先輩達が

「佳代ちゃんも泊まっていけばいいよ」

とか言い出した。

佳代ちゃんは「え~どうしよう」って迷ってて、俺は一応「帰るなら一緒に行くよ」って言ったんだけど、佳代ちゃんもいつもより飲まされてたから立ち上がった時に少し足元フラついてて

「ほら佳代ちゃんそんなんで帰るの危ないって、泊まっていけばいいって、俺のベッド貸すし、俺達は床で寝るからさ。」

って先輩達に説得されて、結局佳代ちゃんもそのままお泊りする事になってしまった。

「よっしゃ!佳代ちゃんお泊り決定!じゃあ続き飲もうかー」

「え~まだ飲むんですかぁ?」

先輩達は佳代ちゃんが泊まっていく事が決まって明らかにテンション上がってた。

「はい飲んで飲んで~、佳代ちゃん注いであげるから。」

「私もう飲めないですよぉ、明日バイトもあるし。」

「バイト何時から?」

「一応昼からですけど……」

「昼からなら余裕じゃん。」

「でも二日酔いとかになったら嫌だし、もうなっちゃいそうだけど……。」

「分かった、じゃあもうちょっとだけ飲んでから寝ようよ、ね?」

で、佳代ちゃんも「じゃああと少しだけなら……」と、結局男5人と佳代ちゃんで飲み続ける事になった。

女の子1人になったから、当然佳代ちゃん中心で飲みは進んでいたんだけど、なんだかんだで佳代ちゃんも先輩達の話を聞いてよく笑ってたし楽しそうだった。

お酒もあと少しだけと言いながら、結構飲んでたし。たぶんそれから2時間近くは飲んでたと思う。

で、そんな中俺は少しショックなものを見てしまう。

座卓を囲んで皆で座っていたんだけど、佳代ちゃんは俺の向かいに吉岡先輩と太田先輩に挟まれるようにして座っていて、その3人の密着度が結構近かったのよ。肩くっつきそうなくらい。

で、俺が偶々おつまみのピーナツを床に落としちゃって座卓の下を覗き込んだ時、佳代ちゃんのスカートと脚が見えたんですよ。

最初は佳代ちゃんの綺麗な素足を見て一瞬ドキッとしたんだけど、よく見ると隣の吉岡先輩の手が不自然な動きしてて、そのうちにその手が佳代ちゃんのスカートの上から太ももの辺りをサワサワと触り始めた。

そしたらすぐに佳代ちゃんが吉岡先輩の手を掴んで、

「も、もー何やってるんですか」

と言って手を退かすも、今度は反対から太田先輩の手が佳代ちゃんの脚の辺りに。

「きゃっ、ダメですって」

そこで俺は顔を上げたんだけど、佳代ちゃんは頬っぺた膨らませて軽く吉岡先輩と太田先輩の肩を叩いてた。でも本気では怒ってない感じ。先輩達はニヤニヤしてた。

で、佳代ちゃんが強く拒絶しないから先輩達は止まらなかったっぽい。

俺からは見えなかったけど、時折佳代ちゃんが両隣の2人を睨むような顔(これも本気では怒っていないような半分笑顔な感じで)をしていたので、たぶんその後も脚とか触られてたんだと思う。

で、そこからさらにエスカレートして吉岡先輩と太田先輩は佳代ちゃんの手を触って

「佳代ちゃん色白いよね」とか

髪を触って

「佳代ちゃん髪超綺麗じゃね?シャンプー何使ってんの?」とか

佳代ちゃんは「シャンプーは普通のですよぉ」って適当に答えたりしていたけど、先輩達がまた脚を触り始めたりしてあからさまにセクハラモードになってきたので

「も~吉岡先輩も太田先輩も酔っ払ってる!私あっち行こ~っと。」

と言って佳代ちゃんは俺の方へ逃げてきた。

そこからは俺の隣で佳代ちゃんは飲んでたんだけど、セクハラには本当にそれほど怒ってないみたいで相変わらず先輩達の話に笑って楽しそうにしてた。

で、話もある程度尽きて、佳代ちゃんもいい加減酔ってたので、お開きにして寝る準備をする事に。

俺とA先輩B先輩が部屋の片づけして雑魚寝できる場所を確保。

佳代ちゃんは食器を片付けるためにキッチンへ、吉岡先輩と太田先輩も「じゃあ俺ら佳代ちゃんの手伝いするわ」と言ってキッチンへ。

ちなみに酒を飲んでた部屋とキッチンは引き戸で仕切られている。

で、俺が部屋を片付けながら、佳代ちゃんの事が気になったので何気なく引き戸を少し開けてキッチンの方を見てみると、またやられてた、セクハラ。

しかも吉岡先輩と太田先輩、佳代ちゃんのスカートの上からお尻触ってた。

佳代ちゃんが洗い物で手が塞がってるのをいいことに、結構ガッツリ。

「もー手伝ってくれるんじゃなかったんですかー?」

洗剤の付いた手でお尻を触る先輩達の手を振り払う佳代ちゃん。

顔が一瞬見えたけど、佳代ちゃんは恥ずかしそうに顔を赤くしてて、でもやっぱり怒ってなくて笑顔だった。

そして「もー先輩達エッチですね」と小さな声で言ってた。

俺はそれを見て凄くモヤモヤした気分になっていた。

佳代ちゃんの身体を平気で触ってる先輩達への嫉妬と、それでもどこか楽しそうに笑ってる佳代ちゃんへの複雑な感情。

でも俺がまだ部屋に残ってた食器を持っていったら、

「ナオ君は大丈夫?飲み過ぎてない?」

って聞いてくれて、その時の佳代ちゃんはやっぱりいつもの優しくて可愛い佳代ちゃんで……やっぱりこんな良い子が美和子先輩みたいに尻軽な事をする訳がない、だから信じようと思った。

それで片付けも終わり、寝る事になったのだけど男は全員床で雑魚寝、佳代ちゃんは同じ部屋のベッドで寝る事に。

佳代ちゃんは最初隣の部屋で寝ている女先輩のところで寝るって言ってたんだけど、隣の部屋は小さいソファベッドしかなくて、女先輩がそのソファーベッドで寝てるので場所がないよと、で、結局ベッドで寝る事に。

でもやはり先輩達は今夜それで終わりにするつもりがなかったようで、

「じゃあおやすみなさーい」

とベッドに入ったら佳代ちゃんに

「いやいや佳代ちゃん、まだ少し酒残ってるし、もうちょっとだけ飲もうよ、寝転がりながらでもいいからさ。」

この時間になってもまだ酒を勧めてくる先輩達に佳代ちゃんは少し呆れ顔で

「もう飲めませんよぉ、これ以上飲んだら本当に明日のバイトに影響しちゃうし。」

と、断っていたんだけど、それでも諦めない先輩達。

「いいじゃんいいじゃん、なんなら明日車でバイト先まで送ってあげてもいいし、ほらベッドから降りてこっち来なよ。」

「こんな時間まで飲んでたら絶対お酒抜けないし~ダメですよ運転は。大丈夫ですよ、私ちゃんと起きて自分で帰りますから。じゃあ、寝ますね。」

「え~本当にもう寝ちゃうの?」

「本当に寝ますよぉ。ほら、B先輩も眠そうじゃないですか。」

見たらB先輩大きなあくび連発してて本当に眠そう。

「分かったよ、じゃあしゃーない、俺達も寝るか。」

で、先輩達はやっと諦めて部屋の明かりを消した。だけどそれでもB先輩以外はまだ寝るテンションじゃないらしく、部屋が暗くなった状態で佳代ちゃんに話しかけてた。

「じゃあ佳代ちゃん、俺もベッド入っていい?一緒に寝ようよ。」

「だーめですっ、入ってきたら悲鳴上げますよぉ。それに先輩ベッド使いたいなら私は隣の部屋の床で寝ますけど。」

「ハハッうそうそ、女の子を床で寝かす訳にはいかないよ、いいよベッド使って。」

「じゃあ今度こそホントに寝ますね」

「え、ホントに寝るの?」

「ホントに寝ますってば」(笑いながら)

そんなやり取りしながらいつ寝るんだろうと思ってたら、今度は太田先輩が唐突にこんな話をし始めた。

「ていうかさ、この前海行ったじゃん?あの時大樹と美咲がヤってたの知ってるか?」

「は?マジで?いつ?どこで?」

「夜中、コテージのテラスで、結構目撃した奴多いらしいぞ。」

「ハハッ、マジか、やるなぁ大樹も。」

「そういえばあの2人途中でいなくなってたよなぁ、佳代ちゃん気づいてた?」

「え~全然気づかなかったです。でも大樹先輩と美咲ちゃんって付き合ってたんですか?」

「いや、付き合ってないだろ、大樹彼女いるし。」

「え~酷い。」

「酷くないって、美咲も承知の上だろうし。大樹に彼女いるの佳代ちゃんも知ってるだろ?」

「うん、知ってますけど……わぁでもなんか意外かも、美咲ちゃん。」

「ていうかあのテラスってなぜか毎年誰かヤッてる奴いるよな。」

「いるいる、去年も一個上の先輩がしてたし。」

「でも凄いですね、テラスなんて皆でバーベキューしてた所なのに。」

「だから逆に興奮すんじゃね?ていうか佳代ちゃんどうしたの?寝るって言ってたのにこの話題になったら急に食いつきよくなったね?」

「え~そんな事ないですよぉ。」(ちょっと笑いながら)

「それより佳代ちゃんは最近どうなんだよ~?彼氏とちゃんとセックスしてる?」

「……そんなの知らないですぅ。」

「ハハッ、知らない訳ないだろ。ダメだよ若いんだから、ちゃんと彼氏に抱いてもらわないと。」

で、その話の流れでまた唐突に太田先輩がとんでもない事を佳代ちゃんに聞き始めた。

「ていうか佳代ちゃんさ、おっぱいFカップってホント?」

「え?なんですか?」

「いやだから、おっぱいFカップって。」

なぜか自分の胸のサイズを知っていた太田先輩に佳代ちゃんは結構動揺してたみたいだけど、すぐにその意味を察して佳代ちゃんは吉岡先輩の方を睨んでた。

「ん?佳代ちゃんどうした?俺睨まれるような事した?」

電話でこっそり佳代ちゃんから教えてもらった胸のサイズを皆にバラしたのに、わざとらしくとぼける吉岡先輩。

「……知りませーん。やっぱり私もう寝ますね!」

「うわ、佳代ちゃん怒っちゃった?ごめんごめん!」

「怒ってないですっ」

「怒ってんじゃん、ごめんて。でもFカップって凄く良いじゃん、女なんて皆羨ましがるんでしょ?」

「そんな事ないですよぉ、私コンプレックスだし。」

「いやいや、もっと自信持った方がいいって、な?」

「そうそう、佳代ちゃんビキニ超似合ってたよ。あんなスタイル恵まれてる子なかなかいないよ?」

「え~でも……ていうかなんでこんな話題になってるんですか?」(ちょっと笑いながら)

「いやだから佳代ちゃんさ、そのFカップのおっぱいちょっと揉ませてくれないかなぁって思って。」

「ダメですーおやすみなさーい!」

「えーちょっと待ってよ、もうちょっと交渉させてよ。」

「無理ですぅ、ほらもうB先輩寝ちゃってるし、ナオ君も眠そうだし。」

俺は別に眠たくなかったけど、すでにB先輩はイビキかいて寝てた。

俺はずっと黙って佳代ちゃんと先輩達の会話を聞いてたからそう思われたのだと思う。

「ていうか先輩達が変な話ばっかりするからナオ君呆れてるじゃないですか。」

「そんな事ないよなぁ?ナオヒロも佳代ちゃんのおっぱい揉んでみたいだろ?」

「お、俺は……」

急にそんな事聞かれてもどう答えれば正解なのか分からなかった。

俺もこのノリに合わせて佳代ちゃんのオッパイ揉みたいって言えば佳代ちゃんは笑ってくれたのかな?

「もーナオ君に変な事聞かないでくださいっ」

でもいい加減佳代ちゃんも寝たかったようで

「あっもうこんな時間だ、も~先輩達と話してたらいつまで経っても寝れないよぉ、今度こそ私ホントに寝ますから。」

「え~マジで寝ちゃうの?」

「だって明日バイト忙しい日だし、寝坊して遅刻したり寝不足で迷惑掛けたりしたくないんです。」

「真面目だなぁ佳代ちゃんは。」

「だから今日は楽しかったけど、もう寝ますね、おやすみなさい。」

そう言って佳代ちゃんは先輩達に背中を向けるようにしてベッドに横になり、布団をかぶった。

先輩達はその後も寝かせたくないのか「佳代ちゃんホントに寝ちゃった?」と何度も声を掛け、その度に佳代ちゃんはクスクス笑いながら「もう寝ちゃってま~す」と答えていたけれど、やがて佳代ちゃんは返事をしなくなり、本当に眠りに入ったようだった。

そこからは先輩達も口数が減り、俺も眠くなってきたから目を閉じた。

今日の先輩達の佳代ちゃんへのセクハラ具合を見て心配していた俺だけど、結局変な事が起きなくてよかったと、俺はホッとして眠りに入った。

しかし眠りに入って30分程経った頃だろうか、俺は先輩達の声で再び目を覚ました。

「やっぱ良いよなぁ、堪らん脚してるわ。」

「なんだろうなこのエロさ。」

「てか早くパンツいこうぜパンツ。」

「お前興奮し過ぎだって、童貞かよ。」

先輩達がクスクスと笑う声が聞こえる。

で、俺が目を擦りながら起き上がると

「お、ナオヒロ起きた。」

起きていたのは吉岡先輩と太田先輩とA先輩の3人。B先輩だけは相変わらずイビキかいて寝てたけど。

スタンドライトだけつけて、3人とも佳代ちゃんが寝ているベッドの近くに座ってた。

で、顔見たら3人ともめっちゃニヤニヤしてる。

「しー、ナオヒロ、あんま声だすなよ。」

俺まだ何も声出してないけど、ていうか先輩達の声で起きたんだけど。

「どうしたんですか?」

俺が小声で聞くと、A先輩がニヤニヤしながらベッドの方を指さした。

見てみると、ベッドでは佳代ちゃんが寝ているんだけど、その佳代ちゃんの身体にかけたられていた布団が下半身の部分だけ大きく捲られてた。

で、佳代ちゃんスカートだったからそれも少し捲れてて白い太ももが……しかもパンツ見えそう。

うわ、何やってんだよこの人達。

と思いながらも俺も佳代ちゃんの白い太ももに目が釘付けになった。

透き通るような白い肌と、程よく引き締まっていながら女性らしく柔らかそうな太もも。

ツルツルすべすべに見えるその太ももは、どんな触り心地なのだろうと、勝手に手が伸びそうになる程エロティックに見えた。

「ヤバいだろ?佳代ちゃんの太もも。」

そう聞かれて俺も思わず「……ヤバいッスね」と言ってしまった。

いや違う、ヤバいとか言ってる場合じゃない。

これ先輩達がやったんだよな?佳代ちゃん寝てて気づいてないのか?

「さて、佳代ちゃんはどんなパンツ履いてんのかなぁ?」

「なぁ吉岡、頼むわ。」

「分かったって焦んなよ、ていうかAやってみるか?」

「え、俺?でも俺がやって起きたらマズくね?」

「ハハッ別にマズくねぇって、ビビんなくていいから、なんならそのままパンツも脱がしちまえよ。」

「はぁ?それはさすがに無理だろ。」

「いや、意外といけるんだって。」

「マジかよ、でもまずスカートだろ?」

「お前の好きなようにやれよ、別に起きても適当に誤魔化せるし。」

寝ている佳代ちゃんのスカートにA先輩の手が掛かる。

いやいやいやちょっと待て!ちょっと待てよ!そんな事しちゃダメだろ、佳代ちゃんだぞ?

でもなぜか俺はその声を出せなくて、止められなくて、その状況を固唾を飲んで見つめる事しかできなかった。

スカートを捲ろうとしているA先輩は若干ビビり気味な顔してて、吉岡先輩と太田先輩はこういう事に慣れているのか妙に落ち着いた態度でただニヤニヤしていた。

A先輩の手がスカートを徐々に捲り上げていく。

こちらに背中を向けて脚を軽くたたむようにして寝ている佳代ちゃんのパンツが。薄いピンク色のパンツが見えた。

「おーやべぇ……」

そう言ってA先輩はパンツが少しだけ見えた所でスカートから手を離した。

俺も心臓バクバクで佳代ちゃんのパンツを見たまま固まっていたんだけど、
吉岡先輩や太田先輩は全く緊張感も罪悪感もないようで、とんでもない事をし始めた。

「バーカ、そんなんじゃ中途半端だろ、もっとこうやってガってやんだよ。」

そう言って吉岡先輩が佳代ちゃんのスカート持って思いっきり捲り上げた。

もうスカートが腰の上にまでいくくらい。

で、佳代ちゃんのパンツを履いたお尻が完全に丸見え状態に。

吉岡先輩の大胆さに唖然とする俺。

「うわ、吉岡お前すげぇな。」

「こんなの余裕だろ、てかやっぱ良い尻してんなー」

「吉岡は前にこの状態の女の子を全裸までもってったからな。」

「ハハッ、あれな、起きた時のリアクション最高だったよな、え?あッ!えっ!?みたいな、あのテンパった顔、まぁあれはどうでもいい女だったからな。」

「吉岡お前ホント女に対して鬼畜だよな。ていうか佳代ちゃんやべぇ、尻エロくね?」

「安産型だな、チンコ好きそうな尻なんだよなぁこれ。」

「ハハッおいナオヒロ、口開いてるぞ。」

吉岡先輩に言われてハッとして口を閉じる俺。

股間が疼く。

俺もこの状況に興奮してるのか、佳代ちゃんのお尻を何度も見てしまう。

そして一旦座って佳代ちゃんのパンツとお尻を眺めながら酒を飲み始める先輩達。

俺も勧められて飲む。酒の味は全く分からないくらいにまだパニック状態。

で、A先輩が佳代ちゃんのお尻を見ながら「やりてぇ、マジで勃ってきたわ」とか言い出した。

「じゃあ今から起こしてヤる?口説いたらヤれるけどな、たぶん。」

「お前凄い自信だな。」

「自信つーかさ、こいつも結構エロいっぽいからな。」

「マジで?佳代ちゃんが?」

「だよな?太田、こいつたぶんエロいよな?」

「だな、俺も佳代ちゃんは結構エロ女だと思うわ。」

佳代ちゃんの事を〝こいつ〟って呼び始めてる吉岡先輩に恐怖を感じる。

なんなんだこの人。

ていうか佳代ちゃんがエロ女って……

「なんかよ、こいつ人前だとそうでもないけど、2人きりとかになるとやたらとボディタッチ多いし。」

「それそれ、すげぇ腕とか触ってくるよな。」

「マジかよ、俺そんなのされた事ねぇよ。」

「まぁ俺達だけかもしれんがな。」

「クソッ!イケメンの特権かよ。」

俺は先輩達の会話を聞いていて、もう色々とショックで落ち込んでいた。

やたらと男に対してボディタッチが多い女の人っているよな。

正直、そういう女の人は男好きに見えてしまうものだし、俺もそういう女の人を見たらそう感じると思う。

佳代ちゃん……そうなの?そういう女なの?

吉岡先輩とか太田先輩みたいな男の前では、佳代ちゃんってそういう女なの?

「A口説いてみっか?」

「俺じゃ無理だわ絶対、普通に拒否られそうだし。」

「度胸ねぇなぁ、どうした?美和子の時はAも普通にヤッてただろ、クンニ王の名が泣くぜ?」

(クンニ王ってのはA先輩がクンニで美和子先輩をイカせまくってたから仲間内ではそう呼ばれている、らしい、俺はこの時初めて知った。なんだよクンニ王って、くだらねぇ)

「いやだって佳代ちゃんはなんか違うだろ、美和子とは。普通に拒否られたら俺落ち込むぜ?ここはイケメン様の力使ってくれよ。」

「じゃあ俺と太田の2人でいくか?その方が面白い事になりそうだし。」

「ハハッ、いきなり3Pまで持っていくつもりか?」

「たぶんいけるだろ、まぁ見とけって、こいつ絶対エロいから。」

「じゃあAとナオヒロは寝たふりでもしとけよ。クンニ王の出番が来たら合図出すからよ。ナオヒロは……」

3人が俺の方を見る。

「俺は……見学しときます。」

言われた通り、俺とA先輩は床で寝たふりの体勢をとり、吉岡先輩と太田先輩はベッドで寝ている佳代ちゃんに近づいていく。

「じゃあ俺こっちで太田そっちな。」

「OK、てかヤバい、テンション上がってきた。」

ニヤニヤと笑みを浮かべながら佳代ちゃんに気づかれないように慎重にベッドの中に入る2人。

ベッドのサイズは結構大きいので、身体の大きな吉岡先輩と太田先輩が入っても少し余裕がある。

もしかしてそれも計算づくで先輩達は佳代ちゃんをベッドで寝かせたのかもしれない。

佳代ちゃんの身体を挟むように前には吉岡先輩、後ろには太田先輩が入る。

「あれ、起きた?」

「まだ起きてねぇけど、そんなに眠り深くない感じだな。」

「てか寝顔可愛いなぁ。」

まるでテレビ番組の寝起きドッキリをしているような雰囲気で小声で話しながら楽しそうな先輩達。

俺はその様子をドキドキしながら眺めていた。

もし、佳代ちゃんが嫌がるような事があれば、止めに入ろう。

それで俺が先輩達に嫌われようが、サークルで孤立しようが別に構わない。

と、そんな事ばかりを頭の中で思考する。

でも正義感が強い自分の姿はただ想像するだけで、実際には先輩達に言われた通り寝たふりをしている小心者だ。

本気で佳代ちゃんを守ろうと思うのならば、今の時点で止めに入るはずなのだから。

「あ、起きそうだ。」

吉岡先輩のその声で息を止める。

「おーい、佳代ちゃん。」

佳代ちゃんの寝顔を指でツンツンしながら遊ぶ吉岡先輩。

「……ん…んー……え……えっ?」

佳代ちゃんの声、起きたっぽい。

「おはよーございます。」

「えっ?きゃっ!吉岡先輩!?あれ?」

「おはよーございます。」

「え?あ、おはようございます……え、どうして?ちょ、ちょっとやだ、吉岡先輩なんで入ってきてるんですか!」

「俺もいるで~」

「きゃっ!太田先輩!?もーなんなんですか、え?もう朝?じゃないですよね?」

目が覚めた同時に吉岡先輩と太田先輩に挟まれている事に気づき、軽くパニックな様子の佳代ちゃん。

「まだ全然朝じゃないよ。」

「佳代ちゃんが寝てから30分くらいしか経ってないし。」

「そうですよね……あれ?ナオ君達は?」

「あいつらは皆寝ちゃったよ。」

それを聞いて床に寝転がっている俺やA先輩B先輩の方を見る佳代ちゃん。

俺は薄目で開けていた目を咄嗟に閉じた。

「俺達ちょっと寝付けなくてさぁ、佳代ちゃん相手してよ。」

「え~それで起こしたんですか?やっと寝れたと思ったのに。」

「このベッド寝心地良いでしょ?」

「え?あ~うん、大きいから良いですよね、でも凄く高そうですね、これ。」

「ちょっとコネがあってさ、安く譲ってもらったんだよ。」

「いいなぁ、私もこれくらい大きなベッドがほしいなぁ、たぶん私の狭い部屋じゃ置けないけど。」

「佳代ちゃんなら毎日でもこのベッド使いに来てもらってもいいんだよ?」(意味深な感じで)

「それは結構です~。ていうか完全に目が覚めちゃったじゃないですか、明日絶対バイト辛いよぉ。」

「目が覚めちゃった?よし、じゃあ今日はもう俺達とオールしよう!」

「ダメでーす、ていうか布団から出てくださーい。」

「うわっ佳代ちゃん押さないで!落ちる落ちる!」

布団の中でクスクスと笑う佳代ちゃんと先輩達の声が聞こえる。

寝ていたところを無理やり起こされた佳代ちゃんは最初こそ迷惑そうにしていたが、すぐに先輩達と楽しそうに会話をし始めていた。

とりあえず、先輩達が布団の中に一緒に入っている事はそれほど嫌ではなさそうな雰囲気だった。

「あ~ぁ、私一回起きると寝れなくなっちゃうんですよね、ホント、先輩達酷いです。」

「若いんだからこれくらい寝なくても大丈夫大丈夫、それに佳代ちゃんいつもこのくらいの時間でも俺と電話してるじゃん。」

「そうですけどぉ……」

「おーいなんだよそれ~、佳代ちゃん密かに吉岡なんかと電話してたの?もしかして2人できてんの?」

「え~違いますよぉ……」

「えっ違うの?俺めっちゃ佳代ちゃんと良い感じだと思ってたのに、俺の独りよがりだったのかよ。」

それ聞いて笑う佳代ちゃん。

「吉岡先輩には色々と相談に乗ってもらったりしてたんですよぉ。」

「相談ってどんな?」

「それは、えっと……」

「彼氏の事だよなぁ。」

「あ~彼氏と上手くいってないってやつ?」

「上手くいってない訳じゃないんですけど……」

「いわゆるマンネリってやつだよ、佳代ちゃんは。」

「そう、なのかなぁ……う~ん……」

「彼氏と何年付き合ってんの?」

「もう2年以上ですね。」

「あ~それはマンネリになるわ!色んな事がマンネリになるわ。」

「やっぱり、皆そういう風になるんですか?」

「なる、俺の周りにもそういう女の子多いよ、まずときめきが無くなるでしょ、彼氏といてドキドキする事ってもう無くなったんじゃない?」

「う~ん、確かに……でも安心感みたいなのはありますよね。」

「あ~ダメだよそれ、そんな夫婦みたいな関係になるにはまだ早いっしょ。もっと情熱的な恋をしなきゃ、佳代ちゃんも無意識の内にそういう恋を求めてるから彼氏との関係に満足できなくなってるんじゃないの?彼氏もきっと同じように感じてるんじゃない?」

「そう……なのかなぁ……」

佳代ちゃんが彼氏と別れそうと言っていた理由は、つまり単に彼氏との関係が冷め始めているということのようだった。

彼氏と別れるなら俺としては少し嬉しいような気もするけれど、今はそれどころじゃない。

佳代ちゃんは今、その身体を狙っているヤリチンの先輩達と一緒にベッドの中にいるのだ。

先輩達がここからどういう流れにもっていこうとしているのかは分かりきっている。

そして案の定、吉岡先輩と太田先輩は話の方向を下の方が持っていき始めた。

「あ~じゃあその感じだと佳代ちゃんさ、どうせ彼氏とのセックスもマンネリだろ?」

太田先輩にそう聞かれて「え~」と言いながら少し笑う佳代ちゃん。〝も~セクハラですよぉ〟みたいな感じで。

「そうそう、佳代ちゃんその辺ぶっちゃけどうなのよ?もしかしてセックスレスとかじゃねぇの?最近カップルでも多いらしいからな。」

で、俺はてっきり佳代ちゃんは今まで通りそういう下ネタは適当にはぐらかすんだろうなと思っていたら、「え~それは……」と、少し考え込むような佳代ちゃんの声が。

「お、心当たりありそうな反応だな、やっぱりそうなんだ?」

「……そんな事はないですけどぉ……」

「どうせヤッてても毎回同じ体位とかでエッチしてんだろ?」

「……そ、それは……」(少し動揺したような感じ)

「うわ、図星じゃん!なんだよ、彼氏正常位しかしてくれないとか?」

「……。」(これも図星なのか、どう答えていいのか分からなくて黙っちゃった感じ)

「マジで?佳代ちゃんそうなの?うわぁ、だとしたら超つまんない彼氏じゃん。」

「……そ、そんな事……」

彼氏との性事情を先輩達に暴かれていく佳代ちゃん。

今までだったら絶対に聞けなかった佳代ちゃんのそういう話。

俺は寝たふりを続けながら、先輩達と佳代ちゃんのその会話をドキドキしながら聞いていた。

そしてもちろん吉岡先輩と太田先輩は、これだけでは止まらない。

布団の中でコソコソと会話をする先輩達と佳代ちゃんの声に耳をそばだてる。

佳代ちゃんの胸の事だとか、彼氏とのセックスの事だとか、相変わらず先輩達はエロ話しかしないのだけど、夜中の雰囲気が許させるのか、佳代ちゃんはそれを嫌がっているようには全く見えなかったし、寧ろ先輩達と楽しくその会話をしているように見えた。

「そんな彼氏の淡泊なセックスじゃ佳代ちゃん持て余してるんじゃないの?」

「そうそう、絶対欲求不満だよな、こんなエロい身体してんだから。」

そう言って布団の中で吉岡先輩が佳代ちゃんの身体を触ったっぽくて、佳代ちゃんがちょっと悲鳴を上げる。

「きゃっ!も~そんな事ないですからぁ、ちょっと、吉岡先輩触っちゃダメです。」

「エロいってこの身体、佳代ちゃんの水着姿マジで鼻血もんだったし、男全員興奮してたから。」

「え~そんなにですか?」(笑いながら)

「そういう無自覚なところがまたエロいわ。」

「だって、そんな風に言われた事今までなかったんですもん。」

「佳代ちゃん可愛い顔してるのに身体もあんなスタイル良いなんてって皆驚いてたよ。」

「え~ホントですか。」

「スタイル褒められるのは嬉しいんだ?」

「う~ん、ちょっとは嬉しい……かな、でもあんまり言われると恥ずかしいですけど。」

「いやマジで佳代ちゃんのビキニ姿最高だから、また今度俺達と海行こうよ、夏が終わらないうちにしさ。」

「いいなそれ、佳代ちゃんもちろんOKでしょ?」

「え~海かぁ、どうしよう。」

「行こうよ、人数多いと面倒くさいから今日のメンバーで、絶対楽しいって。」

「あ~確かにこのメンバーで行ったら楽しそうですよね、行きたいかも。」

「よし!じゃあ決定!で、佳代ちゃんはビキニな!」

「でも私、この前着た水着しか持ってないですよ?」

「新しいビキニくらい俺が買ってやるよ。」

「わ~ホントですか?」

「次はめっちゃエロいビキニにしような。」

「イヤですよぉ、可愛いのにしてください。」

「じゃあエロ可愛いやつな。」

「え~」

「まぁ佳代ちゃんはどんなビキニ着てもエロいんだけどな。」

話の流れで海に行く約束をする3人。

海には俺も誘ってもらえそうだけど、これだけエロ目線で見られてるのに先輩達の前でまたビキニ姿になることに佳代ちゃんはあんまり抵抗ないんだな、とか思ってちょっと複雑だった。

そして、話はここから再びセックスの話に……

「もちろん泊まりだよな、で、夜は佳代ちゃんの日頃の欲求不満を発散させてあげるからよ。」

「え~なんですかその発散って、なんか怪しい……」(不審そうな声で)

「ほら、大樹と美咲も発散してただろ?テラスでさ。」

「えっ?も~しないですよぉ私はそんな事……」

「知らないんだな佳代ちゃんは、外でセックスする気持ち良さを。」

「そんなの知ってる訳ないですぅ。」

「佳代ちゃんさ、マジで彼氏と2年間普通のセックスしかしてこなかったの?」

「普通って……なにが普通でなにが普通じゃないのか分からないんですけど。」

「外でするのも一つだけど、玩具使ってみたり、縛ってみたり、3Pしてみたりさ、マンネリにならないように色々やるだろ?そういうのした事ない?」

「……ないですョ……え~皆本当にそんな事してるんですか?その……外でとか色々……」

「意外と皆してるんだって(超適当な感じ)、佳代ちゃんはそういうのしたいと思わない?」

「え~……」

「やっぱ刺激的な事もしないと、ほら、外でしたらすげぇドキドキするだろ?」

「ドキドキですか……」

「佳代ちゃんさ、海で水着になった時解放感があって気持ち良かっただろ?その解放感をイメージして外でエッチする気持ち良さを想像してみなよ。」

「え~……そんな……」

「ドキドキしてくるべ?」

「……」

「うわ、佳代ちゃん顔赤くなってる!今エロい事想像しただろ?」

「だって想像してって言うから……でも絶対恥ずかしいですよね、外でって。」

「恥ずかしいから気持ち良いんだって、佳代ちゃんも分かるだろ?」

「あ~……」(ちょっと笑顔で)

「お、佳代ちゃんまんざらでもなさそうじゃん。」

「そんな事ないですよぉ。」(これも笑顔)

「でも佳代ちゃんもぶっちゃけそういうのに少しは興味あるだろ?」

「興味、ですか……」

「彼氏とさ、いつもとは違うエッチしてみたいとか思わない?興味あるだろ?な?」

「それは……ちょっとは……あるかも。」(小声で恥ずかしそうに)

「ハハッやっぱ佳代ちゃんも興味あるんじゃん。」

「だって先輩達が聞いてくるから……もうやっぱり恥ずかしいよぉ、言わなきゃよかったぁ。」

「いいじゃん、夜中の本音トークなんだからよ。じゃあ彼氏とのエッチがマンネリなのも本当なんだ?」

「……うん……そうかも……わ~私何言ってるんだろ」(恥ずかしそうに両手で頬っぺた押さえて。でも笑顔)

「お~佳代ちゃんがぶっちゃけてきたぞぉ!」

「さては佳代ちゃん結構ムッツリだろ?な?」

「え~分かんないです。」(笑顔で)

「ハハッ否定しないのかよ、こりゃ佳代ちゃんムッツリスケベ確定だな。」

「え~でも先輩達の方が絶対エッチです。」

「まぁそれは否定しねぇけどな。」

「佳代ちゃん俺達と気合いそうじゃん。」

「それはなんか嫌です。」(笑いながら)

で、その後も佳代ちゃんは「も~私おかしくなってる、酔ってるからかなぁ、飲み過ぎたかも」とか言っていたけど先輩達に「いいじゃんいいじゃん、もっとぶっちゃけていこうぜ」って言われてなんだかんだでエロトークを続けてた。

俺はもうこの時点で嫌な予感しかしてなかったし、胸がドキドキし過ぎてやばかった。

そして、先輩達がついに仕掛ける。

「じゃあ例えばさ、佳代ちゃんはどういうエッチならしてみたいの?」

「そんなの聞かれても分からないですよぉ……」

「縛られてみたいとか、玩具つかってみたいとかないの?」

そう聞かれて佳代ちゃんは顔赤くしてたけど色々想像して考えてる感じだった。

「まぁ佳代ちゃんがいくらスケベでも佳代ちゃんの彼氏はそんな事してくれないだろうけどなぁ。」

そう言われても否定しない佳代ちゃん。

それを見てニヤっとする吉岡先輩。

そして……

「じゃあさ、佳代ちゃん3Pとかどう?」

「え?3P……?」

「そう、3P。」

「……3Pって……3人でって事ですよね……?」

「そう、3人でエッチするやつ。」

「え~無理ですよぉ、そんなの絶対無理です。」

「なんで無理なの?」

「だって……絶対恥ずかしいじゃないですか。」

「恥ずかしいからその分気持ち良いんじゃん。想像してみなよ、3人でエッチとか超興奮するでしょ?」

「え~……」

そう言われて想像してしまったのか、佳代ちゃんはまた顔が真っ赤に。

「ハハッ、想像してみてどうよ?興奮するっしょ?」

「……恥ずかしいです……」

「でもぶっちゃけ少しは興味あるでしょ?」

さっきと同じパターンだ。

俺は佳代ちゃんがこれにどう答えるのか、固唾を飲んで聞いていた。

「え~……分かんないです。」(恥ずかしそうに笑顔で)

また否定しない佳代ちゃん……。

先輩達はきっとこれで確信したんだと思う。

〝いける〟と。

〝3P〟というアブノーマルなセックスへの興味を曖昧に答えるだけで否定しなかった佳代ちゃんに、先輩達はニヤニヤが止まらない。

「なんだよぉ佳代ちゃん、もしかして3Pしてみたいの?」

「ち、違いますけどぉ……」

で、案の定先輩達はこんな事を言い出した。

「じゃあさ、佳代ちゃん試しに今から3Pやってみる?」

「えっ!?」

「そうそう、ちょうど男2人女1人でベッド入ってるしさ。」

「えっえっ2人って……?」

まさかそんな風に誘われるとは思っていなかった佳代ちゃんは顔を赤くしながらキョロキョロと先輩2人の顔を確認する。

「そう、俺達と、どう?」

で、佳代ちゃんの答えは当然

「む、無理ですよぉそんなの。」

「なんでだよぉ、しようよ、絶対気持ちイイよ?」

「それとも俺達の事嫌い?」

「そ、そういう事じゃなくて、無理ですぅ。」

「じゃあ無理な理由を教えてよ。」

「それはだって……」

「彼氏がいるから?」

頷く佳代ちゃん。

「秘密にしておけばいいじゃん。」

「え~……」

「そうそう、どうせ別れそうなんだろ?」

「でも……ていうかそれ以前に無理ですよぉ、先輩達っていつもこういう事してるんですか?」

「そういう訳じゃないけどさ、でもたぶん佳代ちゃんの彼氏よりは経験豊富だよ。」

「そうそう、俺達佳代ちゃんの彼氏と違ってセックス大好きだからさぁ。」

ハッキリと言う先輩達に、佳代ちゃんは「ほんとにエッチなんですね」と言って笑っていた。

そして吉岡先輩と太田先輩は布団の中で佳代ちゃんに身体を寄せながらさらに迫る。

「佳代ちゃんもさ、こうやって一緒に布団の中にいるとエッチしたくなってこない?」

また笑顔で「え~」と言いながら曖昧な態度を見せる佳代ちゃん。

「ほら、佳代ちゃんもエッチしたそうじゃん。」

「……そんな事ないですよぉ。」

「な~しようよ~佳代ちゃ~ん」

そう言って布団の中で佳代ちゃんの身体を触り始める先輩達。

「ちょ、ちょっとダメですよっ、きゃっ!も~」

布団の中で佳代ちゃんが手足をジタバタしながら同時にアハハと笑う声。

どうやら先輩達が佳代ちゃんの身体を擽って(くすぐって)いるみたいだった。

「ダメ~ホントダメですってば~」

「もしかして佳代ちゃん擽られる(くすぐられる)の弱いの?」

「すっごい弱いです。」

「よし、じゃあもっとやってやる。」

「あっんっダメですって~」

「うわ、なんか今エロい声出なかった?佳代ちゃんエッチでも相当感じやすいタイプだろ?」

「そんな、あッ、ちょっとダメッん~」

「ハハッ、すげぇ良い反応、軽く触ってるだけなのにそんなにくすぐったい?」

「だから止めてくださいって、も~あっん~」(言いながら笑いを堪えられない感じでジタバタする佳代ちゃん)

「佳代ちゃんがエッチOKしてくれるまで止めないよぉ」

「だからそれは無理ですって」

「無理ならこのまま擽り地獄だな。」

「え~やだよぉ」

「ここ弱いべ?脇腹の辺り、ほら」

「あ、ダメェ、止めてくださいって、んー」

佳代ちゃんは本当に擽られるのに弱いみたいで、息が上がるくらい布団の中でジタバタしてた。

擽られてるから笑うんだけど、その中に時折〝あっ〟とか〝んぁっ〟みたいな喘いでいるような声が混じっていて、それが妙にエロティックで、俺は正直興奮してしまっていた。

「もう本当にダメですよぉ、はァ、も~暑い」

「佳代ちゃん顔真っ赤じゃん、ちょっと汗かいてるし、身体火照ってきちゃった?」

「もうホント無理ですぅ、これ以上擽らないでください。」

「じゃあエッチする?」

「だからそれはできないですって、も~」

先輩達にボディタッチをされまくりな佳代ちゃんだけど、最後の所はやっぱりガード固めてる感じだった。

でも先輩達は簡単には諦めない。

「分かったよ佳代ちゃん、じゃあオッパイは?」

「え?」

「オッパイ揉ませてよ、それで止めるからさ。」

「え~……」

最初にセックスという高いハードルを要求して、その後妥協案を提示する。

女を喰いまくってきた先輩達の常套手段なのかもしれない。

「佳代ちゃんオッパイだけだよ、ね?それくらいいいだろ?」

「でも……」

「ちょっとオッパイ触ったら大人しく寝るからさ、頼むよ佳代ちゃん。」

オッパイ連呼でまるで子供みたいに頼み込む先輩達。

で、佳代ちゃんはあまりに熱心な先輩達に観念したのか

「え~……ん~じゃあ、ちょっとだけですよ?」

「マジで!?よっしゃ!」

「佳代ちゃんのオッパイ!じゃあ俺からだな!」

「いや俺からだろ。」

胸の触る順番で揉める先輩達を見て佳代ちゃんは笑ってた。

で、結局じゃんけんして吉岡先輩から佳代ちゃんの胸を触ることに。

「よし、じゃあ俺からね、佳代ちゃんいいよね?」

「うふふ、良いですけどぉ。」

「あれ?佳代ちゃん何笑ってるの?何か面白かった?」

「だって先輩達必死なんだもん。」

「そりゃオッパイのためなら必死になるよ、男は全員そうだよ。」

「そうなんですか。」

「そうそう、特に佳代ちゃんのオッパイみたいな素敵なオッパイを触れるチャンスなんて滅多にないからね。」

そう言われて佳代ちゃんはちょっと嬉しそうに笑顔を見せていた。

「じゃあ佳代ちゃん、俺に背中向けてくれる?」

「え?背中ですか?」

「そう、後ろからのが揉みやすいから。」

「そうなんですか、あ、でもホントにちょっとだけですからね?」

「分かってるって。」

吉岡先輩の手が佳代ちゃんの胸に……。

おそらく今まで何十人もの女の胸を揉んできた吉岡先輩の手。

その手に佳代ちゃんは、これからどんな風にされてしまうのだろう。

そんな事を思いながら、俺はその状況を見つめていた。

「じゃあ佳代ちゃん、いくよ~オッパイ触っちゃうよぉ。」

「……はい……あ……」

「おー柔らけー」

吉岡先輩が服の上から佳代ちゃんの胸を揉み始め、わざとらしく大げさに喜んで見せる。

「なにこの柔らかさ、ヤバくね?最高なんだけど。」

そう言いながらモミモミモミモミ揉みまくる吉岡先輩。

「あ、ん、ちょ、ちょっと先輩、待って」

「揉み方が激しすぎる?でもこのくらいのが気持ち良かったりしない?」

「ん、分かんないですぅ…あ……ん……」

「佳代ちゃんさぁ、このオッパイで彼氏にパイズリとかした事ないの?パイズリ知ってるでしょ?オッパイでチンポ挟む奴。」

「した事ないですよぉ、そんな事……」

「マジで?佳代ちゃんの彼氏ほんと勿体ない事してんなぁ、ありえねぇだろ。」

「そ、それよりあの、先輩……もういいですか?」

「ん?まだだよ、まだ佳代ちゃんのオッパイ堪能しきれてないから。」

「え~ちょっとだけって言ったじゃないですか。」

「いいからいいから、このくらいサービスしてよ。」

やはりそういう事になってしまうか。

「も~やっぱりこういう事になるんだもん、先輩達嫌です。」

どうやら佳代ちゃんも同じことを思っていたらしい。

「ハハッ、こうなる事が分かっていたならいいじゃん。」

「ダメですよぉ。」

佳代ちゃんはそう言いながらも、仕方ないと諦めているのか吉岡先輩の腕を軽く掴む程度であまり抵抗していないように見えた。

「おい吉岡、次俺なんだから早く代われよ。」

「まぁ待てって。それより佳代ちゃんさぁ、服の上からだとイマイチよく分からねぇんだよなぁ、オッパイの感触が。」

「え?」

「だからさ、ちょっとここから。」

吉岡先輩はそう言って佳代ちゃんの服の中に手を入れ始めた。

「えっ!?ちょ、ちょっと先輩ダメッ」

「いいからいいから大丈夫だから。」

「大丈夫じゃないですよぉ、やだぁ、あっ、だ、ダメですよっ」

「それでさ、ブラもちょっとこうやってさ。」

「えっえっダメダメっ!それほんとにダメです!」

どうやら吉岡先輩は服の中に手を入れるだけではなく、佳代ちゃんのブラのホックまで外した模様。

吉岡先輩は佳代ちゃんが何度ダメと言っても全く聞かない。

で、太田先輩はそれを見てニヤニヤ笑ってるだけで全く止めようとしない。

「でさ、ブラは上げて~」

「えっえっちょっと!ダメです先輩っ」

慌ててズラされそうになるブラを服の上から手で押さえる佳代ちゃん。

「いいからいいから、ちょっとだけ、ね?ちょっとだけだから。」

「も~先輩言ってた事と違うよぉ……」

「いやいや佳代ちゃん、オッパイを揉むってこういう事だよ?服の上から揉んでもオッパイ揉んだ事にならないよ、生じゃないと。」

「そんなぁ……」

で、佳代ちゃんは結構ここで抵抗というか、ブラを押さえた手をなかなか離そうとはしなかったんだけど、吉岡先輩ももちろん引かない。

「佳代ちゃん頼むわ、夢にまで見た佳代ちゃんのオッパイ生で揉ませてよ、ね?俺ここで佳代ちゃんのオッパイ触れなかったら一生悔いが残るよ。」

「え~そんな大げさな事なんですか?」(ちょっと笑いながら)

それから5分くらいは「生オッパイ揉ませて」「ダメですよぉ」のやり取り続けてたと思う。

「佳代ちゃんほら、腕は横にして、な?」

「ん~も~……」

で、結局佳代ちゃんの方が観念してブラから手を外してしまった。

「ありがとー佳代ちゃん優しいから好きだわー。じゃあ生オッパイ揉んじゃうね?」

「も~……恥ずかしいよぉ……本当にちょっとだけですからね?すぐに終わってくださいよ?」

「終わる終わる、すぐ終わるって。」

適当にそう答えながら、服の中で佳代ちゃんのブラを上にズラす吉岡先輩。

そして佳代ちゃんの乳房を直接揉み始める。

「ん……」

「かーやっぱ生は全然違うわ、やべーさすがFカップ。」

「ん……ん…も、もういいですよね?終わりです。」

「まだ少し触っただけじゃん、もうちょいもうちょい。」

「え~……」

「佳代ちゃんのオッパイ凄いね、柔らかくて俺の手に吸い付いてくるよ。」(モミモミ揉みながら)

「ん……ぁ……」

「さすがに直で揉まれてると感じてきちゃう?あ~、佳代ちゃんこれ乳首立ってるね、小さいけどコリコリしてるじゃん。」

「あっ……だ、ダメっ……」

「佳代ちゃん乳首触ると身体がビクってするね、やっぱりここは弱いんだ?じゃあこの乳輪を指でなぞるのはどう?気持ち良い?」

「ん……あ…ヤダ……先輩……も、もう終わりですぅ。」

「本当はもっと続けてほしいんじゃないの?佳代ちゃん乳首触られるの好きだろ?な?」

「ん……そんな事ないですぅ……」

「おい吉岡、オレオレ。」

「分かったって、じゃあ佳代ちゃん、次は太田に揉んでもらおうな。」

「え~……」

佳代ちゃんは気が進まないような顔はしていたけどあまり抵抗せず、今度は太田先輩が佳代ちゃんの服の中に手を入れた。

「ん……」

「うわっ、すげぇ」

「な?ヤバいだろ?」

「ヤバいわ、佳代ちゃんこれヤバいって、佳代ちゃんのオッパイ超最高だわ。」

ただ顔を真っ赤にしながら胸を揉まれ続ける佳代ちゃん。

「あの……ね、ねぇ、太田先輩ももう終わりですよ。」

「まだだって、俺も佳代ちゃんの乳首責めさせてよ。」

「んっあっ……ダメ……」

「やっぱ感じやすいんだね?巨乳なのに乳首がこんなに敏感って、佳代ちゃんエロ過ぎ。」

「ん……ぁ……もうヤダァ……終わってくださいよぉ。」

「いや終わるとか無理だわ、手が離れねぇもんこれ。俺の意思とは別に手が佳代ちゃんのオッパイから離れたくないって言ってるわ。」

「なんですかそれ……もう絶対先輩達の事信用しないですからねっ」

「まぁまぁ佳代ちゃんそんな怒らないでさ、こういうのどう?乳首もっと気持ち良くなってこない?」

「あっ!んっダメっ…」

「乳首はさ、痛くない程度にこのくらい強くやってもらった方が気持ち良いでしょ?ほら、どうよ?」

「あっんっ……止め……んっ……」

太田先輩に乳首を集中的に弄られて身体をクネクネさせる佳代ちゃん。

「気持ちイイっしょ?佳代ちゃんこれ好きだろ?超感じてんじゃん。」

で、吉岡先輩も佳代ちゃんの身体の胸意外の場所を触り始める。

「んっあっ……太田先輩ダメ……えっ吉岡先輩?ちょ、ちょっとダメですよぉ、すぐ終わって寝るって言ったじゃないですか。」

「佳代ちゃん体温上がってきてるねぇ、このままじゃ佳代ちゃん寝れないだろ?」

「そ、そんな事ないですから……ん……」

「ほら、絶対熱くなってるよ、特にこことかさ。」

そう言って吉岡先輩の手が、佳代ちゃんのスカートの中に……。

俺はその瞬間をゴクリと生唾を飲み込みながら凝視していた。

10

吉岡先輩の手が佳代ちゃんのスカートの奥に入っていく。

でも佳代ちゃんはすぐにそれに気づいてスカートの中に入った吉岡先輩の手を掴んだ。

「ちょ、ちょっと何してるんですか吉岡先輩っ」

「何って、佳代ちゃんをもっと気持ち良くしてあげようと思ってさ。」

「だ、ダメですよぉ、ちょっと手…これ……も~すぐ終わるって約束したのにぃ」

で、吉岡先輩は佳代ちゃんのスカートの中に手を入れたまま再び言う。

「佳代ちゃん、エッチしようよ。」

「……だから、それは無理って言ったじゃないですかぁ。」

「気持ち良くしてあげるからさ。」

そう言いながら佳代ちゃんの太ももを指先でなぞるように触る吉岡先輩。

「ん……む、無理ですからぁ。」

「頼むわ佳代ちゃん、しようよ、俺もマジで興奮してきちゃったし。」

太田先輩も佳代ちゃんのオッパイをモミモミしながら頼み込む。

「佳代ちゃんさ、俺達がどれだけ佳代ちゃんに興奮してるか分かってる?」

「ど、どれだけって言われても……」

「ほら、これ触ってみてよ。」

そう言って太田先輩は一旦胸を触るのを止めて佳代ちゃんの手を掴むと、そのまま強引に佳代ちゃんの手に自分の股間を触らせた。(ズボンの上から)

「きゃっ……えっ、これ……」

「そう、これ、俺のこれ、どうなってる?」

「え~……」(佳代ちゃんちょっと笑ってた)

「佳代ちゃん、俺のも触ってみ、ほら。」

吉岡先輩も同じように佳代ちゃんの手を持って自分の股間を触らせる。

「なぁ佳代ちゃん、俺達のどうなってる?」

「え~……これ本当ですか?」(やっぱり笑顔の佳代ちゃん)

「本当ですかってどういう事?偽物な訳ないでしょ、ほら、チンコどうなってる?」

「……固く…なってます…ね」(やっぱりなぜか嬉しそうな佳代ちゃん)

「勃起してるんだよ、別にチンコ触るの初めてじゃないだろ?」

「……」

「佳代ちゃんさ、男がこうなったらアレしないと収まらないって知ってるでしょ?」

「でも……」

「もうちょっとちゃんとチンコ握ってみ、すげぇ固くなってっから。」

「え~……」

「ほら、もっとギュッと握ってみ。そうそう。」

「わぁ……」

「どう?」

「……こんなに固くなるんですね。」

「それだけ佳代ちゃんのオッパイ触って興奮してるって事だよ。」

「そう……なんだ…」

「だからさ、佳代ちゃん、な?」

「え~……」

「なぁ、しようよ、佳代ちゃん。」

「……でも……」

で、佳代ちゃんが油断しているその不意の瞬間に吉岡先輩がまた佳代ちゃんのスカートに手を突っ込んだ。

「……えっえっ?きゃっ!やだっダメっ!」

佳代ちゃんは慌てて吉岡先輩の腕を掴むも、今度は手遅れ。

吉岡先輩の手は佳代ちゃんの大事な場所にまで到達したみたいだった。

「あれ~佳代ちゃんパンツのここ、なんか湿っぽくない?」

「それダメっほんとに吉岡先輩!いやっあっ」

で、吉岡先輩はさらに佳代ちゃんのパンツの中にまで一気に手を入れたっぽい。

「うわぁ佳代ちゃん、これオマンコ大変な事になってるじゃん、濡れ濡れだよ?」

「やだやだ!吉岡先輩いや!あっん」

佳代ちゃんは顔を真っ赤にしながら吉岡先輩の腕を掴んでるけどビクともしない様子。

吉岡先輩は余裕の表情で、構わず手を動かす。

「なんだよぉ、やっぱ佳代ちゃんも興奮してんじゃん。濡れ濡れっつうかグショ濡れなんだけどこれ。あ~ほら、指簡単に入っちゃうよこれ、あ~ほら、ヌルってほら」

「あっんっダメ入れちゃ…あんっ!」

「うわぁ膣(なか)熱くなってんなー、指動かすとどうなっちゃうのこれ、こうやってさ。」

クチュクチュクチュ

「あっあっダメっダメだよぉ、あっんっん!」

クチュクチュクチュ……

「佳代ちゃんこれ聞こえるだろ?濡れ方が尋常じゃないよ。」

クチュクチュクチュ……

その音はしっかりと俺の耳まで届いていて、吉岡先輩の言う通り、佳代ちゃんのアソコがかなり濡れているみたいだった。

で、童貞だった俺は当然その音にめちゃくちゃ興奮してしまっていた。

もちろん佳代ちゃんが先輩達にやられているんだから気持ちは複雑だったけど、でもこの音が憧れの佳代ちゃんの愛液の音だと思うと……正直この時点でチンコもギンギンに勃起してた。

「あっんっんっダメ、それっ止めてっあっあっんっ」

「佳代ちゃん吉岡の手マン気持ち良い?いいんだよ、もっと感じちゃいな、俺も乳首やってあげるから。」

そう言いながら太田先輩もまた佳代ちゃんの服の中に手を入れて胸を好き放題揉みまくってた。

「あっあっんっだっだめだよぉ、恥ずかしいからぁんっんっんん」

佳代ちゃんは寝ている俺やA・B先輩の事を気にしてか、声を押さえる感じで何度も〝ダメ〟って言ってたんだけど、明らかに先輩達の責めに感じちゃってる甘い声も漏れてて、めちゃめちゃエロい事になってた。

で、佳代ちゃんとしてはアソコはクチュクチュ鳴っちゃうし、喘ぎ声も出ちゃうから相当恥ずかしかったんだと思う。

「あっあっセンパイっもうダメっお願いっあっんっ止めてっあっん」

佳代ちゃんがそう懇願し始めたタイミングで吉岡先輩が再度聞く。(手は動かしながら)

「手止めてあげてもいいけど、その代わり佳代ちゃんのここにチンコ入れていい?」

佳代ちゃんは喘ぎ声我慢する感じで口に手を当てながら首を横に振る。

「じゃあ終わらないねぇ、もっと激しくしちゃお。」

クチュクチュグチュグチュグチュッ……!

「あっあっダメェェあっんっあっあっんっ!」

「佳代ちゃん、エッチする?」

「あっあっんっんっあっんっ!」

もう一度首を横に振る佳代ちゃん。

「よし、じゃあクリも弄っちゃお。」

「あっダメっそれっあっあんっホントにっホントにダメだよぉ、あっあっ」

「じゃあエッチする?」

「あっあっもうダメっ限界っあっあっんっ」

「なぁ、佳代ちゃん。」

「あっんっんっあっあんっ!もうっ!もう分かったからっ!お願いっあっんっあっあっ」

「お、今分かったって言った?佳代ちゃん今分かったって言った?」

必死に何度も頷く佳代ちゃん。

そして吉岡先輩が最終確認。(まだ手は止めてない)

「あっあっんっンッンッはァッン」

「じゃあエッチOKって事だね?」

で、結局佳代ちゃんはそれにも頷いちゃった。

【続きは↓】

出典:メンメンの官能小説 (寝取られなど 官能小説多数掲載中)
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