淡路島物語 和子の冒険


夫を見送ってから寂しい日々を過ごしていました。

ある日、お友達が週末だけを新しい生き方をしているとの事で教えてくれました。
彼女は和子と同年配です。
お年は、二十歳を越されています。
ご主人が病死された後はお子さんを育てながら健気に生きていらっしゃいました。
けれども、週末はお出かけして語学研修の特訓教室へ通っているとのことでした。
一年間の予定でフランス語を勉強されているようでした。

朝から晩まで、フランス語の会話を行う小規模な教室との事でした。
一年間の研修を終えれば、フランスへ出かけたいとの事でした。
フランス料理の学校へ留学する目的だったようです。

和子が自宅に閉じこもって暮らしているのをみて、『別の人生を歩むのも楽しいわよ・・・』
との、言葉がフレッシュに感じられました。

何かのお勉強をして生き甲斐を見つけたいと思うようになりました。
数回のお出かけで、神戸か大阪に住まいを見つけることから始めました。
日本画と陶芸教室へ参加する事にしました。

このような軽い気持ちでスタートしました。
それから、5年以上が経過して個展を開くまでにこぎつけました。

自分の個性を生かして作品を作り出すのが生きがいになっています。

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