未開部族においては性の充足こそが集団の最も重要な活力源


未開部族=人類本源の共同体社会においては、性は隠すものでも秘めるものでもありません。性の充足の追求こそが、集団にとって最も重要な活力源となっていることを、数々の事例が教えてくれます。
     
<タヒチ(現在のように観光地化される以前の記録)>
タヒチでは子供から老人にいたるまで、日常生活の大部分が、セックスに関するものであると言われる。それだけに少年、少女にとってセックスは「おはよう」「おやすみ」と同じ意味しかもっていない。つまりセックスはすでに生活の一部になりきっているのである。
それだけにタヒチの子供たちにとって、セックスは決してタブーではない。それどころか娘が一二、三歳になると、母親は、みずからの体験を交えながら、性交のテクニック、ある種の熱帯植物から作った避妊用具の使用法、事後の処置など、微に入り細にわたって教え込む。
一方、男の子の方でも、思春期に達すると、父親によって、女の子に対すると同様の性教育が行われる。父親は、主として成熟した一族の女性を連れてきて、現実的な性教育をしてもらう。
・・・なお初めてタヒチを発見したスペインの探検家ペドロ・フェルナンド・キロス(1606年)の記録には、島の人々がよろこんで自分の妻、娘、妹などの女性を船乗り達に提供するのを見て目を丸くしたと残されており、クック船長やフランスの探検家ルイス・A・B・ブーゲンビルの記録にも同様の内容が記されている。
    
<「性」の可能性~ポリネシアンセックスにみる共感充足>
ポリネシアンセックスとは南太平洋諸島に暮らすポリネシアの人々の間に伝わるセックスのスタイルを指します。
『実際に結合するセックスは普通、5日に1度、中4日はしっかりと抱き合って、肌を密着させて眠り、性器の接触はしない。セックスをする時は、前戯や抱擁や愛撫に最低1時間をかける。互いの心と体がなじんだ時に女性の中に挿入した後は、最低30分は動かずにじっと抱き合っている。(中略)身動きせずに30分間横になっていると、2人の間にエネルギーが流れるのを感じるようになると言う。』『じっくり時間をかけることが南洋諸島の性文化に共通している特徴で、旧英領ニューギニアのトロブリアント諸島では「1時間たつと、先祖の霊が目覚めて、われわれの結合を祝福してくれる」と信じられている。』(参考 「エロスと精気」ジェームズ・N・パウエル著、浅野敏夫訳、法政大学出版局)
    

http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/01/1056.html

良かったら「いいね」してください。誰でも「いいね」出来ます!


同じジャンルの体験談

トップページに戻る