サヨナラも満足にできなかった別れ


もう、30年近くも昔の話。
中学の同級生だった両親が33歳の時にバツイチ同士で再婚した。
しかし、10年後にまた離婚した。
再婚時、俺は母の連れ子で小学2年生、父には幼稚園の年中組の美香という女の子がいた。
父と妹ができて4人で暮らした。

俺と妹の美香は次第に仲良くなり、美香が小学1年になると一緒に登校するようになった。
美香がイジメられようものなら、たとえ相手が大人数でも立ち向かった。
ボコボコにされても美香を必死で守った。

俺が中学生になると、それまで一緒の部屋に寝ていた俺達は部屋を別々にした。
それでも時々寂しくなるのか、美香が俺の部屋に忍び込んで俺の布団にもぐってきた。
俺が中3の時、受験勉強で遅くまで起きているようになると、小6の美香も時々俺の部屋に来て勉強するようになった。
すると、深夜に聞こえてくるのが両親のセックスしている声だった。
美香も性教育を受け、両親が何をしているか薄々感じていた。
「お兄ちゃん・・・パパ達って、セックスしているんだよね・・・」
ついに来た!と思ったが、ここは冷静に、
「ああ、夫婦だからな。お互い好き同士の男女だから・・・」
「私もお兄ちゃんの事好きだけど・・・私とお兄ちゃんはセックスしないよね?」
「兄妹でするもんじゃないよ・・・」
「血は繋がってないよ・・・」
俺に寄り添うようにして見蚊が囁くと、女の子の甘い匂いが下半身を刺激した。
何かが弾けた。
「美香!お兄ちゃんだって美香が好きだよ!」
抱き合ってキスしましたが、舌を絡めるという所作は知らなかった。
お互い裸になって、大人になりつつある股間を見せ合った。
俺のチンポはフル勃起、美香のマンコはヌルヌルになった。
美香を押し倒し、チンポをマンコに突き挿したがズルッとなってなかなか入らなかった。
美香が思い切りマンコを拡げ、覆いかぶさるようになってあてがうと、ズブリッ!と今度は一気に入っていった。
「イギイィィーーーー」
激痛に耐えた美香と、11歳の温かな幼マンに包まれたチンポの気持ち良さに、入れて1分も経たずに美香のマンコの中にドピュドピュと精液を漏らしてしまった。
「ああっ!美香、お前生理まだだよな?」
「うん。まだ赤ちゃんできないと思う。でも、いつ来てもおかしくない年だって言われた。」

この日から、両親がセックスを始めると私と美香は愛し合うようになった。
まだ小6の幼いマンコに、まだ中3の蒼いチンポを出し入れしていた。
なるべくティッシュに出すように心がけていたが、時々美香のマンコの中に漏らしてしまっていた。
「アン、アン、お兄ちゃん、美香お兄ちゃんが大好き・・・・アアン・・・」
小6も終わりになる頃には、美香はチンポで感じるようになっていた。
幼い義兄妹の愛は兄妹愛ではなく、男と女の恋愛だった。

俺が高1、美香が中1になると、土曜日の放課後は待ち合わせてデートしていた。
本人達は恋人同士でデートしていたが、知り合いは中のいい兄妹だと見ていたし、「お兄ちゃん」と呼ぶ美香の言葉から、見知らぬ人も兄妹だと思っただろう。
家に帰れば普通に兄妹に戻ったが、親の目を盗んでキスしたし、チャンスがあればセックスしていた。
土曜の午後、両親が出かけようものなら学ランとセーラー服の下だけ脱いで、そそくさとセックスに励んだ。
もちろん両親がセックスを始めれば、俺と美香は子供部屋で愛し合った。
若い二人は激しく愛し合い、美香のマンコは、次第に中学生らしからぬ色形になっていった。

高校3年、俺は推薦で隣の県の県庁所在地にある大学に進学が決まった。
4年間、1人暮らしで美香と離れる寂しさを感じていた。
美香もそれを感じていた。
そして、俺の旅立ちが1週間後に迫った時、
「よく聞いてほしい。パパとママは10年間夫婦として暮らしてきたが、それも今日までだ。パパ達は離婚することになった。」
青天の霹靂だった。
俺は、隣の件の県庁所在地のアパートで母と二人で暮らすことになった。
突然引き裂かれた愛し合う兄妹は、サヨナラさえ満足にできないで別れた。

あれから30年近く過ぎた。
両親の離婚直後、空前のバブル景気がやってきて、俺が就職した頃に弾けた。
俺は、当時安月給と言われた町役場に勤めた。
そこで平凡な田舎のおぼこ娘と結婚し、ほのぼのとした家庭を築いた。
俺は、やりがいを感じて大学のあった県庁所在地の隣町の小さな役場を選んだが、現在は県庁所在地と合併して巨大組織の中に埋もれている。
そして今年、母が72歳の生涯を閉じた。
母に遺品を整理していたら、母の日記の一部が出てきた。
それは、再婚した母が離婚を決めた時のもので、その前後を処分しそこだけ破って残したようだった。

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あの子が本当の子供でないと分かった時、あの人は出て行った。
当然だと思った。
でも、あの子の本当の父親と再会して、再婚出来た時は本当に幸せだった。
毎晩愛されて、幸せな日々だった。
でも、美香のパンツについていた残渣・・・匂いを嗅いで、まさかと思った。
あの子と美香は、いつから愛し合っていたのだろう・・・
連れ子同士の恋だと思っていたのだろうか・・・
私達が別れることで、遠く引き裂くことしか方法が無かった。

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美香は異母兄妹だった・・・
俺達は血のつながった兄妹で愛していた・・・
美香を必死で守った子供の頃を思い出すと、あれは兄として肉親を守っていたのだと気づいた。
両親は、愛し合いながら、心を殺して、別れたのだった。
どれほど切なかっただろう。

そして、愛しい美香は今、どこにいるのだろう。
素直で優しくて、俺を心から愛していた美香・・・
「サヨナラ」も満足にできずに別れた異母妹だったが、時が経って、今、思うのは、兄妹として、父と息子として暮らせた10年は、かけがえのない時間だったということ。
そして心から言えるのは、人生の中で、美香に会えたことは本当に素晴らしい出来事だったということ。
美香の幸せを祈り、ここに書き記す。

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