スーパーの店長と浮気をしていた妻


 ゴールデンウイークの最終日、近くのパチ屋であっという間に大一枚スッてしまったオレ。 
 負けて熱くなり、もはや平常心を失くしていたのだろう、止めときゃいいのに自宅近くのスーパーで
パート勤めをしている妻に軍資金を都合してもらおうと考えた。

 妻が勤めるスーパーは駅前の商店街を抜けた所にある県内に十店舗ほどあるチェーン店のひとつで
長男が高校生になり何かと出費が増えるということもあって、家計の足しにと一年前から勤め出したのだ。 
 正面の駐輪場越しに店内を見渡すが、休憩にでも入っているのか妻の姿は見えない。
 恐る恐る店内に入り、青果から精肉、鮮魚から惣菜へと順番に通路を探すのだが
どうにも見当たらない。
 もし休憩に入っているのなら出て来るまで待たなければならないと思った矢先、ちょうど出口近くの
サービスカウンターで中年の男と一緒に接客をしている妻を見つけることが出来た。 

 丸顔の童顔、柔らかなウエーブのかかった肩までの髪をダークブラウンにカラーしている
今年ちょうど四十歳になる妻、美緒。 白のブラウスにグレーのベスト、そのベストとお揃いの
キュロットスカートからナチュラルなパンストに包まれたすらりとした脚が伸びていて、その若々しい
外見はとても高校生の子供がいる母親には見えない。 
 隣りにいるのは恐らく店長だろう、きちんと分け目の入った髪型、お洒落なシャツに渋いネクタイ、
歳はおよそ五十を回ったところだろうか。
 客と応対しながら、さも親密そうに妻に話しかける店長に妻も笑顔で答えていて、その仲睦まじい様子は
まるで長年連れ添った夫婦の様に感じられる。
(なんだ、美緒の奴。 いい加減にしろ)
 今まで共に暮らしてきた妻が自分の知らない男と親しそうに会話をしている光景にどうしようもなく
嫉妬を覚える。 しかし出て行って注意する訳にもいかない。
(軍資金を無心してやろうと思ったがやっぱヤメだ。 仕方がない、帰って撮りだめした旅行番組でも見るか)

 妻と店長は客が帰った後も延々と会話は尽きなかった。 時折じっと見詰めたり、妻の背後に回って
肩に手を掛ける行為を見せつけられると心配で帰るに帰れない。
(もしかしてこの二人、デキてる?)
 そう言えば、最近帰りの遅い日がある。 
 パートで夕方には上がる契約なのに帰宅が十時を回ることも度々でどういう訳なのか
問い詰めると、忙しいとかアルバイトが辞めちゃってなどと要領の得ない言い訳をする。
 しかし帰ったら何を置いてもすぐにシャワーを浴びるし、香水のいい香りをプンプンさせているし、
求めても拒絶されるし、焦点の合っていないトロンとした眼をしているし、よくよく思い返してみると、
今のいままで別の男に抱かれていましたと言う雰囲気がアリアリなのだ。
 二人の様子をこっそり盗み見るうちに、オレの中で妻の不倫の疑惑は次第に確信へと変わって行った。

 しばらくして二人はサービスカウンターを出ると仲良く並んでバックヤードへと姿を消した。
 慌てて二人の行方を追うが、さすがに部外者がバックヤードに入る訳にもいかない為、
一旦店を出て建物の裏に回る。 
 牛乳ケースを踏み台にして嵌め殺しになった明り取りの小窓を順番に覗いて回るが、
なかなか二人を見つけられない。 諦めて帰ろうとしたその時、ちょうど覗いた窓に二人の姿があった。
(あっ!)
 ショックで思わず声を上げる。
 妻と店長が高く積まれたティッシュペーパーの段ボールケースに隠れるようにして激しく抱き合っている。
(オイオイ、ナニやってんだよ。 マジ冗談だろ……)
 いきなり妻の唇を奪う店長、嫌がるそぶりも見せず受け入れる妻。 
 いきなり金づちで後頭部を殴られたようなショック、心臓の鼓動がバクバク聞こえる。 
 舌と舌を絡ませ合うディープキス、溢れる唾液で二人の顔がドロドロに汚れるのも構わず、
貪るように求め合っている。
 妻が浮気をしているという厳然たる現実を突き付けられ、オレはその理由を自問自答する。
(結婚して二十五年、オレの何が悪かったんだろう。 育児や家事をみんな押し付けてきた
その鬱憤の積み重ねか? 勝てもしないのに毎週行くパチンコへの抗議か? 
それとも出したら終わりの自分勝手なセックスか? そうだ、きっと妻としてではなく
母親として接してきたオレの態度へのあてつけだ。 そうだ、そうに違いない)
 
 店長はようやく唇を解放すると耳元で何事か囁く。 恥かしそうにうなずく妻は店長の前に
しゃがみ込むとおもむろにズボンのファスナーを下していく。
(やめろ! やめてくれ! 美緒、そんなことするんじゃない!)
 ニヤニヤ薄笑いを浮かべる店長のイチモツが妻の手によって引っ張り出される。
 顔を背けたくなるほどの圧倒的なサイズ、すでに反り返るほどいきり勃ち、
生き物のようにビクンビクン脈打っている。
 恐る恐る顔を近づけ、そのテラテラと先走り液で濡れ光っている筒先に舌を這わせる愛妻、美緒。
 妻のフェラチオ奉仕を目の当たりにし、どうしようもない無力感、焦燥感、そして嫉妬の心が
湧き起る。 
 妻はその巨大な亀頭に小さな唇を懸命に被せ、ゆっくりと扱きながら恨めしい視線を
店長に向ける。 店長は相変わらずニヤニヤ薄笑いを浮かべながら再び何事か囁くと
妻は咥えたままゆっくりとベストとブラウスのボタンを外し始める。
(なんで脱ぐんだ! 誰か来たらどうするんだ!)

 オレの願いも虚しくやがてブラウスの前は割開かれ、紺色にレース飾りがお洒落なブラが晒されると
今度は後ろ手にブラにホックを外す。 締め付けから解放され、浮き上がったブラを捲りあげると
小ぶりだが、さして崩れていない美乳がプルンとこぼれ出る。
 まだまだ張りが残っている小山の頂には、授乳の為に大きく肥大した濃いピンク色の乳首が
ツンと勃ち上がり、妖しく濡れ光っている。
 ノーハンドで懸命に唇奉仕を続けている妻、キツツキのような高速ピストンにより徐々に店長の顔色も
変わってくる。 妻は命ぜられるがまま自らの乳房を捏ね回し、尖り切った乳首を嬲り続ける。

 エンディングは唐突に訪れた。 店長はいきなり妻の頭を押さえ、半ば強引に
喉奥まで突き入れた瞬間、小さく呻くと豪快に果てた。 
 口の中に溜めることもいとわず、穢れた体液を飲み下すしかない憐れな性処理妻。
 出し終わってもまだ丹念にお掃除をさせられている妻に愛おしさを覚える。
 事の一部始終を見届け、脱力した身体に鞭打って牛乳ケースから降りる。 
 幸いにもここで覗いていたことは誰にも見られていないようだ。 

 脚立代わりに使っていた牛乳ケースに座り、これからどう妻と接していけばよいのか
途方に暮れる。 今まで通りに接することが出来るのか。 恐らく変に意識するのではないか。
いやそれよりも妻が離婚を切り出してきたらどうしよう。 考えれば考えるほど、コトの重大さに
気持ちが萎える。
 
 気が付けばすでに陽は西に傾き、スーパーは夕餉の用意をする買い物客で賑わっていた。
 駐輪場に立ち、ガラス越しに店内を見渡すと妻がかいがいしくレジ打ちをしているのが見える。
 その姿を見ているうちにムラムラと欲情が込み上げて来る。
(今夜、美緒を抱こう。 美緒はオレのオンナだ)
 悩むことなどない。 これが答えだとその時ようやく気付いたオレだった。
 

 
 

 
 
 
 

   
 

    

    

 

 
 
 

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