真夏の夜の夢[19]


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「ねー、なんか中でプニプニするよ」
 きっとミサキは包茎という知識もそんなにないのだろう。皮の上から中身を滑らせるようにして
遊んでいる。ときたま上に少し皮をひっぱり上げては引き戻したりもする。それでもマサルの寝息の
リズムは乱れもしないから、これはもうかなりの熟睡といったものだ。薄闇の中のこの光景はあまり
に現実離れしたものである。額に大粒の汗が流れ落ちるのを感じた。
「ねえ、せっかくだし、パンツ全部下ろしちゃおう」、パンツを押さえる手が疲れたという理由もあ
るが、それより私も触りたいのでそうささやいた。
「いいね」、そう言うミサキの顔はニスでも塗ったように照っている。
「じゃあ、ミサキはマサルの足を持ち上げて。そっとよ」、私はそう言い、念を押した。ここまでき
てマサルに目覚められるわけにはいかないのだ。ミサキは手をマサルのそれから離し、私の後ろに回
る。私はパンツのゴムを押さえたままマサルの右手に膝で立つ。このポジションチェンジはコンマの
速さで行われたようにも思える。そして私がコクリと頷くとミサキはマサルの足を片足ずつ軽々と持
ち上げた。その間に私がパンツを太ももの位置まで引き下げる。すると、マサルの真っ白なお尻が露
わになるのだ。それも片足を上げられ、お尻の隙間から丸まったタマ袋がちらりと見える。すべてが
ツルンと丸みを帯び、マシュマロのような臀部は小麦粉を塗りたてたばかりのように真っ白だ。そん
なことをされてもマサルの寝息は乱れない。そしてもう一方の足も終えると、マサルはパンツを膝の
ところまで下ろされ、足を揃えて寝ているというひどく恥かしい姿になった。おへそから太ももまで
の滑らかなラインはまさに芸術と言っても過言ではない。私たちはさらにそれを足首のところまでず
り下ろし、最終的に取っ払ってしまった。その見事なまでに繊細できめの細かい体は思わず抱きしめ
たくなるようなものだった。

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