ある日の帰り道④


どうも、このシリーズの投稿者です。
続きをば。

そんな不可解な夢の事もいつしか忘却の彼方へといった、手術から1週間経ったある日。

自分は、小5からの知り合いの男子に「そっちはどんな様子だ?」とか、「教室の様子は?」などとメールを打った。

その時ふと、ある感情がわいた。「Nに会いたいな・・・。どうしんてだろ・・・。」。別に変な思いはないのだが、なんとなく。

まあ、そんなこともありながら治療の方も順調に進み、さらに1週間後、自分は無事に退院。

翌週の月曜から学校に復帰。そして、その週の水曜日。ついに、英会話教室に復帰。Nと会うのを楽しみに。

自分はそれまで通り教室に早くに行き、メンバーが来るのを待っていた。数分後、誰かが来た。教室の入口のドアが開く。

入ってきたのは・・・、まさしくNだった。しかし、その様子に自分は内心動揺することになる。

Nは、それまでのセミロング(?)ヘアから、ショートヘアに髪型を変えていてしかも制服姿で来たのだ。(大人っぽいな・・・)という

主観的な感想は死んでも言えるはずもなく。

そのあと、教室ではつつがなく授業が進み、あっけなく終了。大した、Nとの会話も無く、その日は帰宅した。

それから学校の授業についていくのに必死になり、ちょっと疲れも出始めた1週間後。

自分は習慣的に教室へいつも通りの時間に来た。普段通りに待っていると、Nが来た。ちなみに今日も制服である。

そして、いつも通り授業は「ムードメーカ的存在の男子(not自分)」により楽しく進行し、終了。一足早く、帰宅していたその時。

後ろから、誰かの走っている足音が。なんだと思っていると、それはNの足音だった。

しかも、「Y(=投稿主)あるくの速~い。」とか言いながら、自分の横ほぼ0距離にピタリと並ぶ。

まあ、この「時々一緒に帰る」事自体、今に始まった事じゃないので今更驚きやしないが。(そりゃ、初めての時は驚いたさ)

そこから、他愛もない話で盛り上がった自分たちは、投稿主の家の前で「バイバイ」等とあいさつを交わし、別れた。

時々、ふと思うことがある。それは「Nはそばで見ていると、なんか惹かれるな(性格とか、笑顔とか・・・)」という事。

長い間接してきた事で、Nがどんな人かが漠然とだがなんとなくわかった。

しかし本当に、その人の事を理解するには大変な気力と時間がいると思う。そうやって、お互いを知ろうとし、ケンカもしながらも

互いに対する愛を深め合っていこうとする関係を世の中では「恋愛」とか、もしくは「交際」という、言葉等で形容することがある。

自分は、今までそういう「一部の人しかできない、特別な事」には無縁の生活を送ってきたため、その辺の事はよく知らないが、

でも、お互いを大切に思い、知ろうとすることは、いかなることでも必要な事だと思う。

話が少しずれることを許してほしい。(というか大分ずれるが・・・)

Nが自分と、時々だが、一緒に帰ってくれるのは、「Yは少なくとも危ない人ではない」と思ってくれているからでは

ないのかと思う(自意識過剰だなきっと・・・)。また、自分も「Nはいい人だし、明るくてなんか魅力的な女子」と思ってるので、

別に一緒に帰ることぐらいどうってことはないのだ。

自分は、ここまで考えてある一つの気持ちを見つける。

         ・「結局どんな事があっても自分は、Nの事が好き」だという事。

この気持ちは、たぶん一生ものだと思う。

この気持ちをその人に打ち明ける術は今はないが、機会があればしてみたいと思う。

                        ===================

今まで、このシリーズを読んでくださった方、本当にありがとうございました。ちぐはぐな文章で、毎回長文で(今回もです、はい・・・)

何が言いたいのか分からない文章で、滔々(間違った等々だ・・・)ありますが何より完結できて歓喜雀躍の思いです。

他のこれに類似した短編も書いて見たのでそちらもよろしければ、どうぞ。(文の構成が似ているのですぐわかると思いますが)

それでは、またいつしか会う日まで。
                              さようなら!!

(ちなみに、この物語及びストーリー、シリーズはすべてフィクションです。登場した投稿主の気持ち等々、アルファベット文字等々、
 シチュエーション等々も含めすべて架空の設定です。)

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